大津市で障害者と健常者が共生する場所を目指す小原さんの挑戦

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大津市で障害者ボート(パラローイング)の活動をする小原隆史さん(56歳)は、2014年にNPO法人「琵琶湖ローイングCLUB」を立ち上げ、東京パラリンピックの代表選手も輩出しました

彼の活動の根底には、「障害者の社会参加と自立」があります

そのきっかけは、自身の娘に先天性障害があったことです

娘の小学5年の運動会での出来事が、小原さんの心に強い印象を残しました

その日、娘はゴール前数メートルからスタートし、ゴール後には拍手がわき起こりました

しかし、小原さんはその拍手に「なんの拍手やねん」と感じてしまいました

同情やお恵みではなく、障害者が共に生きる社会を目指す決意を彼は固めました

そして、自身が大学時代に熱中したボートのチームを立ち上げ、県内の大会に出場することで、障害者が社会参加する道を開きました

その活動は、ボートだけではありません

2年前には、大津市の唐橋が架かる瀬田川の中州に、「渚の交番 KARAHASHI.DECK(カラハシデッキ)」をオープン

カフェレストランや水上スポーツ体験ができる施設で、多くの人に利用されています

さらに、今年10月には「ラシーク」という就労継続支援B型事業所も開業しました

ここでは、障害者がスポーツ体験の準備や片付け、カフェの業務に従事しています

また、防災食講座など、災害に備える企業研修を実施し、企業との関係を築くことで、障害者の就職支援にもつなげたいと考えています

小原さんの考えは、障害者が関わることを前面に出すことでなく、カフェやスポーツ体験を楽しむ中で、自然に健常者と障害者が一緒にいることを感じてもらうことです

「気付けば、健常者も障害者も一緒やん」と思える場を創ることが彼の目指す社会の姿です

ピックアップ解説

「パラローイング」という言葉は、障害者のためのボート競技を指します。このスポーツは、障害を持つ人たちが水の上で行う競技で、特別に設計されたボートを使用します。パラリンピックでの採用により、多くの人々に認知されるようになり、障害者でも楽しめるスポーツとして注目されています。水の上での爽快感や風を感じる楽しさが、プレイヤーたちにとって特別な瞬間を提供し、社会参加の素敵な手段になっています。

キーワード解説

  • 障害者とは、身体的や精神的な障害を持つ人々のことを指します。支援が必要な場合も多く、社会参加が難しい場合がありますが、彼らにも様々な可能性があります。
  • ボートとは、水の上を動くための船の一種です。レース用のボートやレジャー用のボートなど、様々な種類があります。ボート競技は、特に水上でのスピードを競うスポーツとして人気があります。
  • 社会参加とは、障害者や高齢者、その他の人々が地域社会に積極的に関わり、貢献することを指します。社会参加を促すことで、孤立を防ぎ、多様性を受け入れる社会を育むことが大切です。

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