滋賀県米原市では、伊吹山の植生を復元するためのイベント「I am earth」が開催されます
このイベントは、ニホンジカによる食害が問題になっている伊吹山を守るための取り組みとして、2025年5月10日に伊吹薬草の里文化センターの芝生広場で行われます
昨年、伊吹山の南側斜面では、シカが草を食べ尽くし、土砂災害が発生しました
土砂災害は、2024年7月に3回起きており、斜面の保水力が低下したことが影響しています
米原市は現在、植物を植えたり、シカの駆除を行ったりするプロジェクトを進めています
イベントのテーマは「伊吹山の未来を考えることは地球の未来を考えること」
午前11時からは、シカに食べられにくい植物であるイブキジャコウソウの苗木を育てる体験が行われます
参加者は、苗木を自宅で育てて秋に伊吹山に移植する予定です
また、駆除したシカの角を使ってキーホルダーを作る体験(午前11時)や、国の天然記念物イヌワシの保護活動を行う「イーグレット・オフィス」の代表の講話「伊吹山の生き物」も予定されています
ピアノの音楽ライブや飲食・物販のブースも出店されるので、家族みんなで楽しめるイベントになるでしょう
開催時間は午前11時から午後4時まで
入場は無料ですが、雨天の場合は中止となるので、注意が必要です
ご興味のある方は、米原市のまち保全課(0749-53-5175)へお問い合わせください
イブキジャコウソウとは、伊吹山に自生するシソ科の植物です。シカに食べられにくい特性を持っており、復元プロジェクトで注目されています。この植物は伊吹山の生態系においても重要な役割を果たしています。自然を守るためには、こうした植物の植栽が必要です。
- シカは日本に生息する草食性の動物で、特にニホンジカは滋賀にも多く見られます。彼らの食害は森林生態系に影響を与え、特に新芽や若い植物に被害を与えます。
- 伊吹山は滋賀県にある山で、標高は1,377mです。登山やハイキングに訪れる人が多く、美しい自然が楽しめるスポットです。特に春には様々な花々が咲き誇ります。
- 声楽は人の声を使って音楽を演奏する方法で、オペラや合唱などがあります。特に伊吹山のイベントでは音楽がイベントの雰囲気を盛り上げる重要な要素です。
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