最近、私たちの住む滋賀県で少し心配なニュースがありました
長浜市の住宅街でなんと、クマが出現したのです
幸いにも大きな被害はなかったものの、女性会社員が左腕をかまれ、転倒して重傷を負ったと聞きました
クマが人間の生活圏に近づくのは、まさに私たちが日々注意を払わなければならない事柄です
滋賀県では、2024年度のクマの目撃件数が178件と、過去5年間で最多となっており、特に長浜市では珍しい住宅街での出没が報告されています
こうしたクマの活動が活発になる季節についても、専門家からは指摘がされています
最近では、長野県で4人が自宅で襲われた事件も発生しました
全国的には、2023年度の人的被害が219件に達し、深刻な状況が続いています
そんな中、国会では緊急時の処置を可能にする改正鳥獣保護管理法が成立しました
この法の改正により、地方自治体の判断で、必要に応じてクマを緊急的に銃猟することができるようになります
これにより、クマによる危険を未然に防ぐことができるかもしれません
クマの出没を防ぐための取り組み
環境省は、今後の方針として、クマの出没が増える秋までに、安全対策や捕獲方法に関するガイドラインを策定すると発表しています
それには、地域の状況を考慮したきめ細かな指針が求められます
しかし、重要なのは、実際に捕獲を行う人材の確保です
全国でクマ銃猟の経験者は約3000人とされ、多くの自治体が民間の猟友会に頼る状況です
特に高齢化が進む中で、しっかりとしたハンターの育成が急務です
また、環境省は「クマ人材データバンク」を設け、経験のあるハンターを登録する取り組みも始めました
今後は、自治体が自立してクマ対策に取り組めるように、国も支援していく必要があるでしょう
最後に、私たちが住む滋賀県も、クマと人間が共存できるような対策を考えるべきだと思います
過度な駆除を避けつつ、知恵を絞って、解決策を見つけていかなければなりません
「クマ」とは、世界中に生息する大型の哺乳類です。特に日本では、ツキノワグマやヒグマが有名です。クマは自然環境において重要な役割を果たす生物ですが、近年は人間の生活圏に接近し、危険な状況を引き起こすことも増えています。滋賀県でも目撃件数が増えてきており、地域の人々は不安を感じています。
- 鳥獣保護管理法とは、日本国内の野生生物を保護し、その管理を行うための法律です。この法律によって、狩猟や生息地の保護の基準が決められています。
- サポートとは、何かを助けたり手伝ったりすることを指します。ここでは、自治体が専門家の協力を得て、クマ問題に取り組むことを意味しています。
- 猟友会とは、狩猟を行う人々が集まる団体のことです。地域の狩猟活動を支援し、野生動物の管理を行う役割を果たしています。
前の記事: « 滋賀・信楽のたぬきが近江商人に変身!衣がえ開催中
次の記事: 京都での交通事故防止に向けた安全対策とは? »
新着記事