皆さん、滋賀県の甲賀市で素晴らしいイベントが始まります!江戸時代後期の漆工、佐野長寛(1794〜1856年)の漆器作品を集めた展覧会「伝説の漆匠 佐野長寛 奇想と風雅の世界」が、12日からMIHO MUSEUMで開幕します
この展覧会では、長寛が手がけた約160点の作品が展示されます
特に注目すべきは、焼き物のような質感を持つ「楽焼黒茶碗」や、鮮やかな着物生地を再現した「蒔絵重箱」の作品たち
これらは高い漆塗り技術を駆使したもので、見ごたえ抜群です
また、長寛の交友関係や和歌・俳句にも初めてスポットを当てており、彼の実像に迫る内容となっています
11日には内覧会が開かれ、約320人の招待客がその美しい漆器を熱心に見入っていました
この展覧会は、長寛の本格的な展示の中では100年ぶりのものです
さらに、初日の12日には、国立能楽堂の専門員である高尾曜氏による学術講演会も予定されていますので、漆器についての理解も深まることでしょう
展覧会は8月24日まで開催され、毎週月曜日は休館です
ただし、祝日の場合は開館し、翌日が休館になります
ぜひ、滋賀県ならではの素晴らしい文化に触れに、MIHO MUSEUMに足を運んでみてください!
ピックアップ解説
「漆器」とは、木や合成樹脂に漆を塗り重ねてつくる工芸品の一種です。漆は、漆の木から取れる樹液で、強度や耐水性に優れています。そのため、漆器は日常使いだけでなく、陶器や金属と比べても非常に高価で貴重とされています。長寛のような漆工たちは、独自の技術やデザインを用い、時代を超えて愛される作品を生み出してきました。
キーワード解説
- 漆器とは、木製や竹製の器に漆を塗って作られる工芸品です。漆は耐久性があり、美しい光沢が特徴です。
- MIHO MUSEUMとは、滋賀県甲賀市にある美術館で、自然の中に建てられた美しい建築が魅力のひとつです。様々な文化・芸術展示が行われています。
- 江戸時代とは、日本の歴史の中で、1603年から1868年までの時代を指し、平和で安定した時代が続きました。社会や文化が発展した時期です。
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