滋賀県の長浜市では、街の未来を守るために、重要な発表がありました
それは、経営が赤字になっている市立の2つの病院、市立長浜病院と市立湖北病院の立て直し計画です
これにより、5年後を目標に、赤字を解消することを目指しています
最近、コロナの影響で患者が減少し、さらに物価の高騰もあって、病院の経営状況が厳しくなっています
例えば、2024年度の決算では、市立長浜病院が18億5000万円以上、市立湖北病院が3億6000万円以上と、どちらも過去最大の赤字を出しています
このままでは、地域の医療が危うくなってしまいます
そこで長浜市は、31日に具体的な経営改善計画を発表しました
この計画では、いくつかの重要な取り組みが含まれています
具体的には、病床の稼働率を向上させたり、人件費以外の経費を削減することを目指しています
目標は、5年後にそれぞれの病院が単年度で赤字を解消することです
記者会見で、市立長浜病院の院長である高折恭一さんは、「非常に厳しい状況ではありますが、市民の健康と命を守るために、全力で取り組みます」と熱意を示しました
さらに、医師不足の現状も影響しており、長浜赤十字病院との経営統合の可能性も検討されています
しかし、まずは赤字経営の改善が急務です
市民の健康を守るために、長浜の医療は今、変わろうとしています
これからの取り組みに注目し、地域の力強い医療体制を支えていきたいですね
この病院の経営難の背景には、地域全体の医療事情が影響しています。例えば、新型コロナウイルスの影響で多くの患者が来なくなり、収入が大幅に減少しました。また、物価が上がると必要な経費も増えます。そんな中、医療従事者も不足しており、患者数を増やすために工夫が求められています。さらに、地域の病院が協力して、より良い医療サービスを提供するための動きもあり、今後の変化に期待が集まっています。
- 経営改善とは、企業や団体が経営状況を良くするための一連の取り組みのことを指します。特に赤字が続く場合、収支の見直しや支出の削減、収入を増やすための施策が必要です。
- 市立長浜病院とは、滋賀県長浜市にある公立の病院です。地域の医療を支えるために設立されており、様々な診療科があります。地域の健康を守る重要な役割を果たしています。
- 市立湖北病院とは、滋賀県湖北地域に位置する公立病院です。こちらも地域医療を幅広く支え、住民に必要な医療サービスを提供しています。
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