滋賀県湖南市に新たに開校した公立の夜間中学が、地域の文化を豊かにする一環として特別な音楽鑑賞会を開催しました
この夜間中学は、滋賀県内で初めての試みであり、学校に通うことが難しかった人たちが集まる場所として注目されています
学校では、経済的な理由や不登校などの背景を持つ幅広い世代の生徒たちが学び舎となっており、今では10代から60代までの21名が仲間になっています
この中には多様な国にルーツを持つ生徒も多く、彼らの文化を理解するための努力が求められています
そんな中、地元大津市出身のジャズピアニスト、青木弘武さんを招いての音楽鑑賞会が、5月26日の夜に行われました
青木さんは、「琵琶湖周航の歌」など、日本だけでなく中国やフィリピンの音楽を披露し、まさに国際色豊かなひとときを提供しました
演奏中、参加者たちは音楽に身を寄せ、特にブラジルの音楽ではみんながサンバのリズムに合わせてリズムを刻み、楽しく盛り上がる様子が見受けられました
このイベントを通じて、生徒たちは音楽を通じたコミュニケーションの楽しさを実感しました
「ここで懐かしい曲を聴けるとは思わなかった」と感想を語るのは、2年生のホンジョウ・ローランド・フェルナンデスさん(41)
彼にとって音楽は、言葉を超えた理解の手段となったようです
また、1年生の米森恵津子さん(68)は、「みんなが踊り出す姿が素敵で、私も一緒に踊りたかった」と笑顔で話しました
音楽は、滋賀の地域の輪を広げる大切な要素であり、これからも続いていくことを願っています
音楽鑑賞会には様々な国の音楽が取り入れられています。特にジャズは、アメリカ発祥ですが、日本でも多くのアーティストが演奏する人気ジャンルです。また、滋賀においても、ジャズは地域の文化活動として根付いてきました。音楽は国や言語を超え、人々を繋げる力を持っています。今後も、このようなイベントを通じて多文化共生が進んでいくことを期待したいです。
- 滋賀とは、近畿地方に位置する日本の県で、滋賀県の歴史や文化、自然環境が魅力です。
- 音楽とは、音を組み合わせて楽しむ表現方法で、歌や演奏を通じて心の豊かさを感じさせてくれます。
- ジャズとは、アメリカ生まれの音楽ジャンルで、即興演奏が特徴のリズミカルで自由なスタイルが魅力です。
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