最近、滋賀県甲賀市で発生した特殊詐欺事件が、地元でも波紋を呼んでいます
滋賀県警甲賀署によれば、ある会社員男性が副業の広告を見て、業者を名乗る男たちに暗号資産約640万円分をだまし取られてしまったそうです
こうした事件は他人ごとではなく、私たちの身近でも起こり得ることを考えると、気をつけなければいけません
事件の詳細
この事件は、3月29日に始まりました
男性はインターネットで見つけた副業広告に興味を持ち、アクセスしました
すると、そこから業者を名乗る相手からLINEや電話で「1日10分で10万円以上を目指せる」という魅力的な言葉で勧誘されました
勧誘の流れ
男性は、最初はその話を信じ、サイトに登録しました
しかし、登録が有料であることを知った男性は、キャンセルを決意
しかし、業者側は「最低でも1カ月は副業をしなくてはいけない」と言い放ち、手続きのために消費者金融から借金をするように迫りました
暗号資産との関わり
最終的に、男性は指示された口座に暗号資産を送金してしまいました
4月の12日、13日には実際に入金が行われたとされています
これもまた振り込め詐欺の一種で、暗号資産を利用することで一層巧妙に行われています
滋賀県でもこのような詐欺が増えてきており、注意が必要です
大切なお金を守るためにも、少しでも怪しいと感じたら躊躇せずに相談することが大切です
「暗号資産」とは、インターネット上で取引される仮想通貨のことです。代表的なもので言うと、ビットコインやイーサリアムなどがあります。これらは国家や中央銀行による管理がなく、デジタルで取引するため、非常に安全ですが、同時に詐欺の標的にもなりやすいです。最近では、仮想通貨に関する詐欺も増えてきており、特に副業や投資を持ちかける場合には十分な注意が必要です。滋賀県でもこうした詐欺が報告されていますので、安易に手を出さないようにしましょう。
- 暗号資産は、インターネットで取引され、暗号技術を使って安全性を保たれているデジタル資産のことです。有名な例として、ビットコインがあります。
- 特殊詐欺とは、電話やインターネットを使って金銭をだまし取る詐欺の一種です。近年、手口が巧妙化しており、多くの人が被害に遭っています。
- 消費者金融とは、個人向けに短期間でお金を貸す業者のことです。借りやすい反面、利息が高いので注意が必要です。
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