最近、滋賀県野洲市で「魚のゆりかご水田」を活用した魚の観察会が行われました
びわ湖から遡上(そじょう)してきた魚たちが、ここで産卵する環境を保たれていることをご存じでしょうか?この水田は、昔のように魚たちが健康に成長できる場所を取り戻すために、魚道の設置などが進められています
観察会には、地元の人々や子供たちを含む約20人が参加しました
この日は雨が降っていましたが、みんなの興奮は冷めやらず、魚を観察する熱心さが感じられました
水田や水路に網を入れると、約20センチのフナやその稚魚が元気に泳いでいて、参加者たちはその活きの良さに驚きの声を上げました
たくさんの魚が取れたものの、全て水路に戻されることになっているので、安心してくださいね
観察会を主催した「安治の資源環境を守る会」の中谷利昭さんは、「魚や地域に優しい農業を行っていることを広めていきたい」と話しています
私たち滋賀県民にとって、こうした自然との共生はとても大切なことです
この取り組みを通じて、びわ湖の魚たちが健康に育つ環境を皆で守り続けていきましょう
「魚のゆりかご水田」という言葉は、滋賀県野洲市にある特別な水田を指します。この水田は、びわ湖の魚たちが遡上して産卵できる環境が整っているのです。水田はただの農業地ではなく、魚たちの成長に欠かせない役割を果たしています。この取り組みは、滋賀県がかつての環境を取り戻そうとする努力の一環です。もし皆さんが未来のために自然を守りたいと考えるなら、ぜひこのような活動に意識を向けてみてください。自然と共生することで、私たちの大切な滋賀の環境を次世代に繋いでいくことができます。
- 魚道とは、魚が障害物を避けて移動したり、遡上したりするための特別な経路のことを指します。主に川やダムに作られます。
- 環境保全とは、自然環境を守り、持続可能な形で利用することを目指す活動のことです。自然を大切にしながら人間社会を営む考え方です。
- ブランド米とは、特定の地域や農家で育てられた特徴的な品種の米で、品質が優れていると認められた米を指します。特に地域名がつくことが多いです。
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