滋賀県の伝統的な郷土料理「ふなずし」を、もっと身近に感じてもらいたいという思いから、近江八幡市の小学校で特別な授業が行われました
この授業では、子どもたちが自分たちで「ふなずし」を作る体験をしました
近年、家庭での漬け込みが少なくなっているため、地元の湖魚を加工・販売する会社がこのプロジェクトを企画しました
ふなずしは通常、ふなとごはんをたるに重ねて発酵させるのですが、今回は簡単に体験できるように、食品の保存袋を使って1尾ずつ漬け込んでいく方法を取り入れました
この授業には、近江八幡市内の小学校の5年生44人が参加し、グループごとにふなと2合分のごはんが配られました
子どもたちは、まずふなの腹部分にごはんを詰め込み、その後残りのごはんをふなの上にかぶせて、空気を抜いて漬け込み作業が完了しました
初めはドキドキしながらふなに触れていた子どもたちも、次第に慣れ、丁寧にごはんをかぶせる姿が見られました
漬け込まれたふなずしは、約4か月間教室で発酵させ、その後手入れをしながら年明けに開封される予定です
参加した女子児童の一人は、「初めてはヌメヌメして気持ち悪かったけど、自分で作ったから、できあがりが楽しみ!」と興奮気味に話していました
企画を行った湖魚の加工販売会社、社長の奥村吉男さんは、「実際に触れてもらうことでふなずしの魅力や地域の食文化を子どもたちに伝えていきたい」と語っていました
子どもたちがふなずしを通じて、滋賀の食文化を学ぶ貴重な機会となったようです
「ふなずし」は、滋賀県の特産品である魚の発酵食品です。かつては家庭で作られ、地域の食文化として親しまれていました。滋賀の湖に生息するふなが主な材料で、ごはんと一緒に漬け込むことで、独特の風味が生まれます。この発酵は、保存方法としても有効で、長期間保存が可能なため、昔から重宝されてきました。最近では家庭で作る機会が減ってきたため、学校で受け継がれることが期待されています。
- ふなずしとは、滋賀県に伝わる発酵食品で、ふなという魚が主な材料です。ごはんと一緒に漬け込むことで風味が生まれ、保存食としても活用されています。
- 湖魚加工とは、滋賀の湖で獲れる魚を加工することです。新鮮な湖魚が地域に根付く重要な産業とされています。
- 発酵食品とは、微生物の働きを利用して食品を保存したり、風味を加えたりする食品のことです。健康にも良いとされています。
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