米原市でニホンジカ捕獲プロジェクトが始動!伊吹山を守る取り組み

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滋賀県米原市にある伊吹山では、ニホンジカによる食害が大きな問題になっています

美しい自然が残るこの山に、なんと500~600頭ものシカがすんでいると言われていますが、それは適正な数の6倍から20倍も多いんです

これでは、一体どうなるのでしょうか?

実は、このシカたちが食害を引き起こし、山の南側斜面の保水力を低下させているのです

この影響で、2024年7月には伊吹地区が3回も土砂災害に見舞われてしまいました

そこで、米原市では、一大プロジェクトを始めることにしました

シカ捕獲対策の取り組み

2025年度には、伊吹山に計6基のシカ捕獲用の囲いわなを設置する予定です

この目標は、300頭を捕獲・駆除するというものです

すでに2024年度には約400頭を捕獲した実績があります

ですので、山の自然を守るために、シカの捕獲は非常に重要です

新しいわなの仕組み

設置された囲いわなは、縦横各10メートル、高さ3メートルのフェンスで形成され、シカが中に入ると、自動的に入り口の金属製ゲートが閉まる仕組みになっています

これにより、貴重な植物が生息する山頂近くのお花畑へのシカの侵入を防ぐことができます

これまでに、市職員約10人がフェンスの組み立てを行うなど、確実に作業が進められています

地域の自然環境を守るために

自然環境を守るためには、地域全体の意識が必要です

皆さんも伊吹山の美しい風景を守るために、シカの捕獲活動を支援したり、自分たちの周囲の自然環境を大切にしましょう

ピックアップ解説

ニホンジカは、日本の山々に生息する野生動物です。最近では、人間の生活圏に近づいてくるケースが増え、食害が深刻化しています。滋賀の伊吹山では、特にその影響が顕著で、シカが貴重な植物を食べつくしてしまうことが問題視されています。特に、春になると草花が新たに芽吹く時期には、シカの食害によって貴重な植物の成長が阻害されてしまいます。これが山の生態系全体に影響を与えるため、捕獲活動が急務となっています。

キーワード解説

  • シカとは、草食性の哺乳類で、日本の山林に広く分布しています。特にニホンジカは、日本で最も一般的なシカで、若草や樹の葉を食べます。
  • 食害とは、植物が動物によって食べられることを指します。特にシカが食べることで、植物の生育が阻害され、生態系に悪影響を及ぼします。
  • 土砂災害とは、大雨や地震などによって土砂が崩れ、住宅地や道路に被害をもたらす現象です。滋賀では、山の枯れた植生がこれを招く原因の一つとされています。

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