滋賀県の大津市にある滋賀県立図書館が、不正アクセスを受けてホームページが閉鎖されるという事態が発生しました
この問題について、滋賀県教育委員会の村井泰彦教育長は9日の記者会見で、現在も復旧のめどが立っていないと報告し、利用者に対して「長期間にわたり大変ご迷惑をおかけしています」と謝罪しました
滋賀県立図書館では、先月の27日に一部のホームページが不正に改ざんされたことが確認され、その日のうちに安全面を考慮してホームページを閉鎖する措置を講じました
その影響で、利用者は蔵書の検索や予約、さらには貸し出しの延長ができなくなってしまいました
ですが、嬉しいことに、利用者の個人情報が流出したという報告はありませんでした
村井教育長は、HPの管理ソフトに対して攻撃があった際の対策として「セキュリティー環境を見直し、再発防止策を確認している」と明言しています
具体的な復旧の目安は示されていませんが、数週間以内の復旧を目指しているとのことです
また、図書館内での蔵書検索や図書の貸出返却には影響がないとのことで、安心して利用できる状況が続いています
ピックアップ解説
「不正アクセス」という言葉は、コンピュータやネットワークに対して許可されていない操作を行う行為を指します。最近は、個人情報を盗む目的や、サイトの機能を妨げるための攻撃が増えています。特に図書館や学校のサイトは、公共性が高く、多くの利用者がいるため、セキュリティ対策が重要です。滋賀県立図書館もこの問題を深刻に受け止めており、今後の復旧に向けてしっかりと見直しを行っていく予定です。
キーワード解説
- 不正アクセスとは、許可を持たない者が他人のコンピュータやネットワークに無断で接続し、情報を盗んだり改ざんしたりする行為のことです。
- セキュリティとは、情報やシステムを守るための対策や技術のことを指します。サイバー攻撃から情報を守るために、様々な工夫が必要です。
- 利用者情報とは、図書館などのサービスを利用するために登録された個人の情報ですが、名前や住所、連絡先などが含まれます。
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