滋賀県米原市にある醒井養鱒場で、悲しいニュースが伝わってきました
ここでは、イワナという魚の稚魚が感染症「レッドマウス病」でおよそ1万匹も死んでしまったのです
このニュースは、私たち滋賀に住む者として非常に心を痛めるものです
レッドマウス病はサケ科の魚に感染する病気で、1950年代にアメリカで初めて発生したと言われています
この病気は魚にしか影響を及ぼさないため、人間が感染したり、感染した魚を食べたりすることで健康に悪影響を及ぼすことはありません
ただし、魚を養殖している業者や漁業関係者にとっては大きな問題です
今回の件では、米原市にある養殖施設で、先月の20日ごろからイワナの稚魚の死亡が報告され、最終的には約1万匹が命を落としました
県は、この稚魚がレッドマウス病に感染していることを確認し、すべての稚魚および近隣の養殖池にいる約34万匹を殺処分する決定をしました
このような痛手を受けることで、施設の損失は約1200万円にも上るとされています
私たち滋賀県民にとって、地元の養殖業は大切な産業であり、こうしたニュースは非常にショックです
また、県は外部からの魚の持ち込みがないことや、しっかりとした対策を行ってきたと述べていますが、野生の生物が施設内に侵入した可能性も否定できないとのこと
今後も国と連携し、調査を進めていくとしています
滋賀県の美しい水環境を守るため、私たちも地域の魚や自然を大切にしていかなければなりません
このような事件を教訓に、我が滋賀をもっと大いに盛り上げていきましょう
「レッドマウス病」は、サケ科の魚に特有の病気で、感染すると魚の口の周りが赤くなり、最終的には死亡することがあります。この病気は1950年代にアメリカで初めて報告され、以降、世界中で確認されています。人には無害で、私たちが食べる分には心配ありませんが、養殖業には大きな打撃を与える厄介な病気です。滋賀でも確認されたのは初めてで、地域の漁業関係者にとっては非常に憂慮すべき事態です。これをきっかけに、養殖業のさらなる対策が求められています。
- レッドマウス病は、サケ科の魚に感染するウイルス性疾患です。感染すると、魚の口元が赤くなる他、鰓や皮膚にも異常が現れることがあります。
- 養殖業とは、魚や貝、海藻などを人工的に育てる産業のことです。滋賀県では特にイワナやアユなどが養殖されています。
- 感染症とは、病原体に感染して発症する病気のことです。ウイルスや細菌などが原因となり、当人の健康に影響を及ぼします。
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