夏の日差しが厳しいこの時期、少しでも涼しさを感じてもらえるように、滋賀県の東近江市で素敵な展示会が開催されています
ここでは、滋賀に深い関わりがある近江商人が作る「うちわ」が主役です
このイベントは、東近江市五個荘に位置する3つの近江商人屋敷で行われており、およそ100点もの美しい「うちわ」や、湖東地域特産の麻布が展示されています
この展示に訪れることで、私たち滋賀の伝統工芸を身近に感じることができるんです!
特に外村繁の邸宅では、昔のひいきの客に配られていたうちわや、特別な道具で作られた「水うちわ」が見られます
水うちわは水に浸し、ひんやりとした涼しさを感じながらあおぐためのうちわで、夏を乗り切るための知恵が隠れています
また、日本の三大うちわである「京うちわ」、「房州うちわ」、「丸亀うちわ」もを通じて、工芸の美しさや伝統に触れる良い機会です
訪れた香川県からの40代男性も、「うちわがいっぱい並んでいて、気分だけでも涼しくなれたかなと思います」とコメント
外村繁邸の川島元信さんは、「この企画展を通じて、夏の涼しさをお伝えできればお客様に喜んでもらえると思います」と語っています
この展示会は8月24日まで開催されていますので、ぜひお友達や家族と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか
滋賀の魅力を感じながら、涼しさを楽しんでください!
うちわの歴史についてご紹介します。うちわは、その起源が古代中国にまで遡ります。日本に伝わったのは794年頃、平安時代だったと言われています。最初のうちわは漁師たちが使っていた簡素な道具でしたが、次第に庶民にも広がっていき、現在のように美しいデザインのものが作られるようになりました。特に滋賀では、近江商人の影響を受けた工芸品として、素晴らしいうちわがたくさん作られており、夏の風物詩とも言える存在です。
- うちわとは、主に薄い木や紙、竹を使って作られる扇子の一種です。東京や京都、沖縄などそれぞれの地域で独自の文化を持っていますが、滋賀のうちわは近江商人や地域の夏の風物詩として地元で愛されています。
- 近江商人とは、江戸時代に滋賀県から全国に商売を展開した商人たちのことを指します。彼らは商売だけでなく、文化や技術も全国に広める重要な役割を果たしました。
- 麻布とは、主に麻から作られる生地のことです。軽くて通気性が良いため、特に夏に着る衣服として重宝されます。滋賀県では特に湖東地域で有名です。
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