今年の7月に山梨県の精進湖で開かれた「全国少年少女カヌー大会」で、大津市の隈本優月さん(11)が見事、日本一に輝きました!これは小学生のカヌー大会の中で最も権威のある大会で、隈本さんはオーパルオプテックスカヌーチームに所属しています
大会では、女子カヤックシングル200メートルに出場し、9人の選手が参加した決勝レースでは、序盤は横並びの激しい戦いでしたが、彼女は終盤に抜け出し、2位に1秒以上の差をつけての優勝を勝ち取りました
隈本さんは、「(周りは)速い人ばかりで、めちゃくちゃうれしかった」と笑顔で振り返ります
彼女は小学1年生の時からこのチームに所属し、4年生の夏から本格的に練習を始めました
全国大会には3年生の時から出場し、昨年は同じ種目で6位に入賞していました
チームの選手コースには、小学3年生から大学生までの選手がいて、2〜3時間の長距離練習を通じて心肺機能を高めるトレーニングに励んでいます
隈本さんは「練習量が多い人は速くなる」と感じ、自身の実力を高めてきました
彼女にとって、競技の魅力は「抜かせへんかった人を抜かせた時の嬉しさ」とのこと
監督の江口貴彦さん(44)は、「隈本さんはまじめに練習に取り組んでおり、水上でのバランス能力が非常に高い」と高く評価しています
日々の練習が、決勝レース終盤での伸びに繋がり、「今後も楽しみながら頑張ってほしい」とエールを送りました
さらに、初めての日本一になった隈本さんは、「周りには実力が伸びている子も多く、今回は悔しさがなかったので、逆に少し焦る」と表情を引き締めました
彼女は「将来はオリンピックに出てみたいし、来年は中学生の全国大会で1位を目指したい」と新たな挑戦に意気込んでいます
カヌーは、特に滋賀県において非常に人気のあるスポーツです。湖がたくさんある滋賀は、カヌー練習に最適な場所です。カヌーを楽しむことで、自然とのふれあいや運動能力の向上が期待されます。地域のレクリエーションとしても広まっていて、大人から子供まで楽しめるスポーツの一つです。隈本さんのような若い選手たちが活躍することで、ますます滋賀のカヌー人気が高まり、地域全体が活気づいています。
- カヌーとは、水上で行うスポーツで、小型のボートを漕いで進む競技です。競技としては、スピードとテクニックが求められます。
- オリンピックとは、世界中のアスリートが集まり、さまざまな種目で競い合う国際的なスポーツイベントです。
- 心肺機能とは、心臓と肺の働きのことで、体の酸素供給能力を示します。運動能力に重要です。
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