毎年訪れる伝統的な行事である「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が、滋賀県近江八幡市の沙沙貴神社で行われました
この神事は、半年間のけがれをはらい、無病息災を祈願する特別な時間です
夏越の大祓は、6月末に行われるイベントで、地元の特産物である「ヨシ」や「マコモ」を使って作られた直径2メートルを超える大きな「茅の輪(ちのわ)」が特徴です
これをくぐることで、心を澄ませ新たな気持ちで後半の半年を迎えることができます
今年も多くの人々がこの神社を訪れ、神職の方が和歌を詠む中で、茅の輪をくぐっていきました
くぐり方は8の字を描くように3回通ることが大切で、これによって無病息災を祈願します
参拝した70代の男性は「ひとつの締めくくりですっきりした感じがします
残り半年も災いがなく穏やかに過ごせることを願うばかりです」と感想を述べています
さらに、沙沙貴神社の岳郁美さん(※禰宜)は「ことしは『夏越の大祓』を待たずに梅雨があけましたが、元気に過ごしていただければと思います」と地元の人々にエールを送りました
この神事を通じて、滋賀の伝統文化が受け継がれていることを実感し、私たちも毎年この行事に参加して滋賀を盛り上げていきたいですね
茅の輪とは、神社や祭りで使われる特別な輪のことです。日本の伝統文化の一つで、主に夏越の大祓に用いられます。この輪を通ることで、悪い運やけがれをはらい、無病息災を祈る意味があります。茅の輪は通常、ヨシやマコモという植物から作られ、形は大体円形です。無病息災を願う神事としては、他に「初詣」などもあり、神社の大切な行事として位置付けられています。滋賀のように自然が豊かな地域では、地元の素材を利用してこのような伝統行事が行われることが多いです。
- 茅の輪とは、夏越の大祓で使う代のことです。悪しきものをはらい無病息災を願います。
- 神事とは、神様をおまつりし、感謝するために行われる儀式のことです。
- 近江八幡とは、滋賀県の歴史的な町で、美しい景観と伝統文化が魅力です。
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