滋賀県の竜王町で、大規模な災害が起きた時に出てくる廃棄物を迅速に処理するための新しい協定が結ばれました
この協定は、県内の廃棄物処理業者たちで作る滋賀県産業資源循環協会と竜王町が結んだもので、災害時に協力し合うことを約束しています
この締結式は竜王町の「防災センター」で行われ、町の西田秀治町長と協会の木下茂会長が出席しました
協定では、地震や大雨などの自然災害によって大量のがれきなどの廃棄物が発生した場合、町からの要請に対して協会が積極的に支援します
具体的には、廃棄物を処理するために必要な車両や重機を調達し、がれきの分別や撤去、処分を行っていきます
また、大量の廃棄物を一時的に保管するための「仮置き場」も確保します
滋賀県産業資源循環協会は現在、140の事業者が会員として所属しており、今回の協定締結は県内の自治体との中で6番目となります
西田町長は、「災害廃棄物の分別や仮置き場の確保が重要です
町民の安心と安全を守るために努力していきたい」とコメントしました
一方、木下会長は「今後も自治体との協定締結を進め、会員の事業者と話し合いを続けます」と述べました
ピックアップ解説
滋賀県には災害や不測の事態に備えるための施設や協定が整っていますが、仮置き場とは、廃棄物などを一時的に置く場所のことを指します。災害時には、多くのごみが出るため、それを安全に保管するための場所が必要です。例えば、地震や台風で倒れた建物のがれきを一時的に仮置き場に集め、後で適切に処理します。こうした取り組みが、滋賀県の安全を支えているのです。
キーワード解説
- 協定とは、複数の人や組織の間で交わされる約束のことです。この場合、竜王町と廃棄物処理業者の間で災害時の廃棄物処理についての協定が結ばれました。
- 災害とは、自然現象などによって引き起こされる甚大な被害のことを言います。例えば、地震や洪水、台風などがその代表です。滋賀県もこれらの自然災害に備えるための取り組みが進められています。
- 廃棄物とは、使用済みや不要になったものを指します。家庭から出るごみや工場から出る産業廃棄物など、様々な種類があります。適切に処理しないと環境に悪影響を与えるため、注意が必要です。
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