最近、びわ湖の固有種である「セタシジミ」の漁獲量の減少が話題になっています
驚くことに、かつては昭和32年には6000トン以上も取れていたこのシジミたちですが、現在はその量が50トン以下になってしまいました
このままでは、滋賀県の自然環境にも悪影響があるかもしれませんね
そんな中、大津市で「セタシジミ」を守るための素敵な催しが開催されました
それは、「放流体験イベント」です
このイベントは、地元の漁業協同組合の主催で、参加者たちが実際にシジミを放流し、びわ湖の環境について学ぶ機会でもありました
イベント当日は、親子連れなど約60人が参加し、瀬田川の観光船に乗り込みました
最初に漁師たちが竹の先に取り付けられた網を使って湖底のシジミをすくう様子を見学しました
シジミをすくう姿、その手際よさに大人も子どもも目を奪われます
その後、参加者はバケツに入った直径約2センチの「セタシジミ」を次々と川に放流しました
「大きくなあれ!」という声が響く中、シジミたちが新たな生活をスタートさせます
この放流体験で参加者は、びわ湖の環境保護についても興味を持つきっかけになるでしょう
さらに、川岸では「セタシジミ」やシジミ汁の販売も行われ、訪れた人びとで賑わっていました
地元の味を楽しむと同時に、シジミのブームを復活させるための一歩ともなっています
主催したセタシジミ祭実行委員会の小島俊明委員長は、「『セタシジミ』は美味しく、香りも素晴らしいですが、昔のようには取れなくなってしまいました
この体験をきっかけに、多くの人にびわ湖の環境に興味を持ってほしいです」と語っています
滋賀県の宝である「セタシジミ」を守るため、私たちも積極的にサポートしていきたいですね
「シジミ」とは、小さな貝の一種で、味噌汁や酒蒸しに使われることが多いです。シジミは全国で取れますが、滋賀の「セタシジミ」は特に美味しいと若い人にも人気があります。セタシジミは、肉厚で、うま味たっぷりの身が特徴で、料理に使うと濃厚で深い味わいが楽しめます。滋賀県の宝とも言えるシジミを多くの人に知ってもらいたいですね。
- セタシジミは、びわ湖で特に知られる貝で、肉厚で美味しいのが特徴です。滋賀県の水産物としても有名です。
- 漁業とは、魚や貝などの水産物を捕る産業のことです。滋賀では、びわ湖の漁業が特に重要とされています。
- 環境保護とは、自然環境を大切にし、持続可能な方法で利用することを指します。滋賀のような美しい湖を守るために必要不可欠です。
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