滋賀県近江八幡市で運営されている社会福祉法人「グロー」は、以前の理事長が元職員に対して性暴力やセクハラを繰り返したとされ、昨年、裁判所から損害賠償を命じられました
このような悲しい事件が発生したことは、私たち滋賀県民として非常に残念です
三日月知事は、この件についての県の対応を「きぜんと対応すべきだった」と反省し、今後の方針を示しました
「グロー」は県から指定管理を任せられている2つの障害者支援施設の運営団体であり、裁判中にもかかわらず「女性活躍推進企業」として認証を受けていたことが問題視されています
県は専門家の意見をもとに、性暴力やハラスメントに対する姿勢を見直すことになりました
三日月知事は、17日の記者会見で「司法での審査期間中だからといって、対応をちゅうちょしてきたとの指摘もあった」と述べ、確認不足があったことを認めました
そして、今後は県や県が発注する事業の運営法人に対して、国際基準に見合った人権意識の遵守を求める考えを示しました
また、判決後も「グロー」の指定管理を続けていることについて、「法人の現状をしっかり見て、不適切な場合は厳しい対応を取らざるをえない」と述べ、今後の見直しの必要性を強調しました
私たち滋賀県民も、この問題を真剣に受け止め、再発防止に向けた取り組みを応援していく必要があります
「女性活躍推進企業」は、企業や団体が女性の社会進出を支援するための取り組みを行っていることを示す認証です。この認証を持つことで、企業は社会的な信頼を得ることができます。しかし、「グロー」がこの認証を受けている状態で性暴力事件が発生したことは、非常に矛盾しています。私たち滋賀県民としては、こうした認証は形だけでなく実質的な取り組みが伴っていることが大切です。信じられる社会を作るためにも、企業や団体が本気で女性の権利や安全を守る姿勢が求められます。
- 性暴力とは、性的な行為を相手の同意なしに行うことです。これは大きな犯罪であり、被害者に深い傷を与えます。
- セクハラとは、職場や学校などで、性的な言動によって相手を困らせたり、不快にさせたりすることです。この行為は法律で禁止されています。
- 人権とは、人間が生まれながらに持っている基本的な権利のことです。これには、自由に生きる権利や、安心して暮らす権利が含まれます。
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