滋賀県内外国人労働者の労働災害増加傾向について

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滋賀県では、外国人労働者の数が増加しています

ですが、その半面、労働災害による死傷者が増えてしまいました

令和6年には、労働災害による死傷者が122人に達し、これは滋賀労働局が調査を始めて以来、最も多い数字となっています



特に悲しいことに、労働災害で亡くなったのは、ベトナムから来た20代の技能実習生

その方は、コンクリートのがれきの粉砕作業中に、機械に巻き込まれて命を落としました



また、業務中や通勤時に休業を余儀なくされた方も含めると、けがをしたり病気になった人は121人にのぼります



昨年の死亡者数は、前の年よりも27人も増え、これは調査開始からすると1.8倍近い増加率です

国籍別で見ると、害の多い国籍は以下の通りです

国籍人数
ブラジル41人
ベトナム26人
インド12人
インドネシア11人


業種別では、製造業が最も多く、71人が被害を受けています

その次に、畜産業が16人、建設業が15人と続きます



現在、滋賀県内で働く外国人労働者の数は2万4490人で、4年前に比べて約25%増加しています

特に、東南アジアからの技能実習生が目立っています



滋賀労働局は、肉体労働が多い中で日本語がわかりにくくて不安を感じる方もいるため、マニュアルや事例集を作成し、安全対策を強化するよう呼びかけています

一人ひとりが安全に働ける環境を作ることが、これからの滋賀には必要不可欠です

ピックアップ解説

「技能実習生」とは、海外の若者が日本で一定の技術を学ぶために職場で働く制度のことです。日本語のスキルを向上させたり、日本の技術を学んだりしながら働くことができます。この制度は、労働力不足を補う一方で、実習生がさらに安全に働ける環境が求められています。なぜなら、実習生は言葉の壁からくる不安や、知識不足からのリスクにさらされることが多いからです。滋賀にも多くの技能実習生がいるため、その安全が重要です。

キーワード解説

  • 安全教育とは、職場での安全を守るために行う教育のことです。作業手順や事故の防止法を学ぶことで、怪我を未然に防ぎます。
  • 労働災害とは、仕事中に起こった事故や病気のことを指します。労働者が怪我をしたり病気になったりすることは、社会全体に影響を及ぼすため、大きな問題です。
  • 技能実習とは、外国から来た若者が日本で技術や知識を学ぶために働く制度です。これを通じて、彼らは日本の文化や働き方を学び、自国に持ち帰ることができます。

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