私たちの滋賀には、美しい自然があふれています
その中でも特に注目を集めているのが、青紫色の羽を持つオオムラサキという蝶です
この蝶を育てる授業が、米原市の息長小学校で行われました
この取り組みは、地域の住民が30年以上続けているオオムラサキの保全活動の一環として行われています
授業では、樋口善一郎さんが3年生の児童20人に向けて、オオムラサキの幼虫について教える時間が設けられました
実際に幼虫を観察しながら、エノキの葉を食べる様子や、幼虫のツノや突起について学びました
子どもたちはその神秘的な姿に見入っていました
さらに、観察した幼虫は学校で育てられることになり、「やさしく育てていきたい」と子どもたちは語っていました
樋口さんは「幼虫が脱皮する瞬間やエサを食べる様子を通じて、自然の不思議さを感じてほしい」と意欲を見せています
このオオムラサキは、来年の夏頃に羽化し、成虫へと成長する予定です
このような取り組みが、滋賀の自然を次世代に引き継いでいく大切な活動となることでしょう
ピックアップ解説
オオムラサキとは、日本の蝶の中でも特に美しい種として知られています。青紫色の羽は、その名の通り、まるで宝石のように輝きます。この蝶は、その生息環境が減少しているため、保護が必要です。滋賀では、地域の人たちが活動を通じてこの蝶を守っています。実際に自然の中で見かけられる機会は少なくなっていますが、育てることで引き継いでいこうとする姿勢は、地域にとって大切な宝物になるでしょう。
キーワード解説
- オオムラサキは、日本固有の蝶で、青紫色の羽を持つ美しい姿をしています。自然環境の保護が必要ですが、地域の人々によって保全活動が行われています。
- 保全活動とは、自然環境や生物種を守るための取り組みのことです。人々が協力し、長期的にその活動を続けることが大切です。
- 幼虫とは、蝶などの昆虫の成長段階の一つです。卵から孵化した後、成虫になるまでの間に食べたり成長したりします。この時期に他の生物や環境に影響を受けるため、大切な期間です。
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