彦根城博物館で見る井伊家の魅力ある能面展

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彦根の魅力を再発見できる展覧会が、彦根城博物館で開催されています!井伊家の能にまつわる貴重な展示品を観ることができる貴重な機会です

この展覧会は、能が祝い事の際に演じられていた背景を踏まえ、先月(3月)に終わった彦根城博物館の改装工事を記念してスタートしました



展示室には、室町時代から江戸時代後期にかけての井伊家と能に関する古文書や、能面能装束が並び、合計33点が展示されています



特に注目なのは、今回初めて公開された江戸時代の「黒漆塗玉杢蒔絵鼓箱(くろうるしぬり たまもくまきえ つづみばこ)」です

この箱は能で使用される楽器を収納するためのものですが、側面にはけやきの木に見られる渦巻き状の木目が、繊細な金の蒔絵で表現されています

素材やデザインにこだわりを感じる一品ですね!

さらに、色とりどりの糸で草花が描かれた能装束は、かつて越前松平家が所蔵していたもので、井伊家15代の直忠が震災後に収集したものとされています

このことからも、井伊家の文化や芸術に対する熱意が伝わります



博物館の学芸員である茨木恵美さんは、「展示された品々を通じて、大名文化を華やかに彩った芸能としての能について知ってほしい」と語りました

能は滋賀の文化遺産の一つですので、地元の皆さんにもぜひ足を運んでほしいですね!

この展覧会は4月20日まで開催中です

興味がある方はお早めに!

ピックアップ解説

「能面」とは、伝統的な日本の舞台芸術である能で使用される仮面のことです。能面は、日本の歴史の中で神秘的な役割を果たしてきました。特に、感情や登場人物を表現するために工夫されたデザインが特徴です。能面には、善人や悪人、若者や老人など、さまざまな種類があります。これらの面を使うことで、観客は物語に引き込まれ、演者の演技に深く感情移入することができるのです。彦根では、こうした能文化が根付いており、文化遺産として大切にされています。

キーワード解説

  • 能面とは、伝統的な能という舞台芸術で使用される仮面のことで、感情や人格を表現する役割を果たします。特徴的なデザインが魅力です。
  • 能装束とは、能の演技を行う際に着用する衣装のことです。華やかな刺繍や豊かな色彩が使用され、演者の役柄に合わせたデザインが特徴です。
  • 大名文化とは、江戸時代の大名たちが形成した独自の文化や芸術のことを指します。能楽や茶道などがこれに含まれ、当時の生活や価値観が色濃く反映されています。

4月26日(土)

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