滋賀県は、食を通じて国際交流を深める素晴らしい機会を得ました
中国に駐在している金杉憲治大使が滋賀県を訪れ、郷土料理「ふなずし」を試食する様子が動画に収められました
この動画は後日、中国のSNSで発信される予定で、滋賀の魅力を広める好機です
金杉大使は、6月30日に県公館を訪れ、三日月知事と面談しました
この面談では、平安時代の僧侶、円珍のお話が出てきました
円珍は、唐の国で仏教を学び、その歴史は大津市の三井寺に残されています
三日月知事は「日本と中国には深い歴史のつながりがある
一緒にお互いの文化を理解しましょう」と語り、今年11月には中国を訪れる計画を伝えました
これに対し、金杉大使は最近、中国に進出する日本企業が増加していることに触れ、「歴史を忘れず、お互いに学び合うことが大切です」と述べました
面談の後、金杉大使は滋賀県の特産品である「ふなずし」を試食しました
ふなずしは滋賀の伝統的な食品で、1000年以上前に中国から伝わったとされています
そこで県の担当者が説明をしながら、大使が去年漬けたふなずしを一口
大使は「初めての体験ですが、くせがなくてとても美味しいです
中国南部には納豆に似た食材があり、ふなずしも食文化の共通点を感じます」と感想を述べていました
この様子は動画になり、後日公開予定です
滋賀県の素晴らしさを、より多くの人に知ってもらえることを期待しています!
「ふなずし」は滋賀県発祥の伝統料理です。ふなずしとは、特に淡水魚のふなを原料とした発酵食品で、保存食として作られています。制作過程では、魚を塩と米とともに漬け込み、数ヶ月間寝かせることで独特な風味が生まれます。日本最古の酢飯文化に近いとも言われ、長い歴史を持つ滋賀の代表的な郷土料理です。滋賀を訪れた際には、是非現地で味わってみてください!
- ふなずしとは、滋賀県の伝統的な発酵食品で、特にふなを使った保存食です。
- 三日月知事とは、滋賀県の知事であり、地域振興や国際交流に力を入れている政治家です。
- 円珍とは、平安時代に活躍した僧侶で、仏教を学ぶために唐に渡った重要な歴史的人物です。
前の記事: « 米原市の寝台特急で発生した煙のトラブルと影響
次の記事: びわ湖の日に大津市で清掃活動が行われました »
新着記事