滋賀県では、子どもたちの不登校について深く理解してもらうために、新しいリーフレットが作成されました
このリーフレットは「不登校のイメージって?〜学校に行けないってどういうこと?〜」というタイトルで、昨年開かれた「子ども県議会」での提案を受けて実現したものです
このリーフレットでは、不登校は甘えやサボリではないことを強調しています
誰でも不登校になる可能性があり、周りの人々が理解しないことが多いという現実も紹介されています
そのため、友だちが不登校になった場合でも、いつも通りに接することがその子の不安を和らげる手助けになると呼びかけています
県内では不登校の小中学生が年々増えており、子ども県議会に参加した小中学生からは「学校に行きにくいこともあるということを知ってもらうことで安心する人がいる」といった意見が寄せられました
今後、このリーフレットは県内の小学、中学校、高校でもタブレット端末を通じて広められる予定です
三日月知事は、「不登校への偏見や理解不足による心ない態度が、精神的な苦痛や生きづらさにつながることがある」と語り、地域や社会全体での共感的な支援を呼びかけています
ピックアップ解説
不登校という言葉は、学校に通えない状態を指します。実際には、様々な要因で学校へ行けなくなる子どもたちがいるため、周囲の理解が欠かせません。滋賀県はこの現状の理解を深めるために、特に友達の存在が大切であると強調しています。友達が不登校になった時、どんな支援ができるのかを考えることが、地域の絆を深める一助になります。
キーワード解説
- 不登校とは、いろいろな理由で学校に行けない子どもたちのことを指します。身体的な理由や心の問題などが影響することが多いです。
- 子ども県議会とは、滋賀県内の子どもたちが県政について意見を言うための会議です。子どもたち自身の声を市政に反映させる大切な場です。
- 精神的な苦痛とは、心に負担や痛みを感じる状態のことを言います。ストレスや不安などが影響し、生活に支障をきたすことがあります。
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