滋賀県甲賀市にある大池寺で、今まさにサツキの花が見頃を迎えています!不思議と心が和むこの庭園は、長い歴史を持つ場所です
大池寺の蓬萊庭園は、江戸時代初期に名匠・小堀遠州が手がけた枯れ山水の美しい庭園で、ここには多くの魅力が詰まっています
現在、庭園の中央にはサツキの花が色とりどりのピンク、赤、白の花を咲かせ、訪れる人々を楽しませています
特に注目すべきは、庭の中央に位置するサツキです
こちらは宝船を象徴しており、波を表現した形で巧みに刈り込まれたサツキと、白い砂が一体となって、まるで大海原を連想させるような美しさです
多賀町から訪れた50代の男性は「毎年来ているけれど、今年のサツキは特に素晴らしいです
来てよかった!」と満足そうに語りました
観光客たちは、広間から庭園を眺めたり、写真を撮ったりして、この素晴らしい光景を楽しんでいます
大池寺の庭園のサツキは、今月中旬までが見頃ですので、この機会を逃す手はありませんよ!滋賀の自然を感じながら、ぜひ訪れてみてください
ピックアップ解説
小堀遠州とは、江戸時代初期の著名な庭師であり、名作の数々を残した人物です。彼は、枯れ山水の庭を得意としていて、自然の景観を見事に表現しました。比叡山や湖をイメージし、訪れる人々に心の安らぎを与える庭を作りました。滋賀の芸術と文化、歴史が凝縮されたその作品は、今も多くの人々に愛されています。
キーワード解説
- サツキは、主に5月から6月にかけて花を咲かせるツツジ科の植物です。色はピンクや白が多く、庭園に彩りを添えます。
- 宝船は、日本の伝説に登場する神様たちが乗る船です。幸福や繁栄の象徴とされ、特に新年に飾ることで良い運を呼び込むと言われています。
- 枯れ山水は、水を使わずに石や砂などを使って山や海を表す日本の伝統的な庭のスタイルです。静けさと自然の美しさを表現します。
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