自然の大切さを考える「大津こども環境探偵団」が5月31日に大津市雄琴の施設で結団式と初回体験学習を行いました
今回参加したのは、市内の小学3〜6年生40人です
この探偵団は1990年から活動しており、より多くの子供たちに環境について知ってもらうことを目的としています
結団式ではオーパルオプテックスのスタッフが、ヨシの生育に関する話をしてくださいました
ヨシは高さ3〜4メートルに成長することができる水生植物で、オオヨシキリやカイツブリなどの生き物にとって重要な住みかとなり、さらに水をきれいに保つ役割も果たします
その後、参加した子供たちはカヌーに乗って琵琶湖を探検しました
強風の中、パドルを一生懸命に操りながら、成長中のヨシを観察しました
周囲には多くの鳥や魚がいて、子供たちは驚きの声をあげていました
カヌー体験の後には、自分たちで琵琶湖の水を汲み、顕微鏡でプランクトンを観察しました
唐崎小6年生の生徒は、「ヨシが成長するのを見て感動した
もっと増えるようにしたい
プラスチックごみを捨てないことが、琵琶湖をきれいにするために大切だと思う」と笑顔を見せました
ピックアップ解説
ヨシは琵琶湖の周辺によく見られる水生植物です。特に春から夏にかけて急成長し、4メートル以上になることもあります。由来は「葦(あし)」に近い言葉ですが、実は水質を浄化する力を持っているのです。ヨシの根は水中の汚れを吸収し、清浄な水を維持するために重要な役割を果たしています。独特の生態系を形成し、多くの動植物が恩恵を受けています。
キーワード解説
- オオヨシキリは長いくちばしを持つ鳥で、ヨシの茂みなどに生息しています。鳴き声が特徴的で、春から夏にかけて特に目にすることができます。
- プランクトンは水中に浮かぶ微細な生物で、動けない水生生物が多いです。琵琶湖の生態系において、小魚の餌にもなる大切な存在です。
- 環境プロテクトは自然環境を守り、持続可能性を高めるための活動です。地域社会でも参加できるボランティア活動などがあります。
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