滋賀の百年を支える琵琶湖疏水の国宝指定

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滋賀県の魅力あふれる水路、「琵琶湖疏水」が新たに国宝に指定されることが決まり、その記念講座が滋賀県庁で行われました

この講座には地域の住民を中心に約150人が参加し、滋賀県の文化財保護課の職員による講演が行われました

講演では、国宝に指定される建造物が5つあり、そのうち滋賀県内からは大津市に位置する「第一隧道(だいいちずいどう)」が選ばれたことが報告されました

このトンネルは、特別な「竪坑工法(たてこうこうほう)」で掘られたことが特徴です

この工法では、まず上から垂直に穴を掘り、その後に横に掘り進めることでトンネルが完成しますが、専門家は「垂直に掘るのは1日平均わずか20センチほどで、非常に手間がかかる工事だった」と説明しました

また、工事が始まった際には、京都の人たちが喜びを表すためにちょうちんを「水」という漢字に並べて祝う姿も紹介され、参加者たちの関心を集めました

講座に参加した大津市の70代の女性は「琵琶湖疏水がなくてはならない存在だと感じました」との感想を述べ、大津市の80代の男性も「当時の先進技術を学べて楽しかった

特に『竪坑工法』の現場をぜひ見てみたい」と語っていました

ピックアップ解説

「琵琶湖疏水」は滋賀県と京都を結ぶ重要な水路です。明治時代に建設され、当時の先進技術が使われました。この疏水があることによって、京都の水不足が解消され、さらに滋賀の湖の水を利用するための道でもありました。今では国宝にも指定され、滋賀の文化や歴史を語る上で欠かせない存在となっています。たくさんの人々がこの歴史を知り、滋賀の魅力を再認識できる機会が増えると良いですね。

キーワード解説

  • 国宝とは、日本国内で特に貴重な文化財として認められたもので、法律により保護されています。
  • 文化財とは、国や地域の文化や歴史を示すもの全般を指し、建物や遺物、伝統行事などが含まれます。
  • 工法とは、建物や構造物を作る際に用いる技術や方法のことを指します。特に土木工事において重要です。

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