大津で再現された飛鳥時代の饗宴祭の様子

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滋賀県大津市で、およそ1350年前の料理を再現し、奉納する「饗宴祭(みあえまつり)」が行われました

この祭りは、飛鳥時代に「近江大津宮」が置かれた天智天皇をまつる近江神宮で、毎年6月30日に開催されています

30日には、当時の都で食べられていたとされる「ふなずし」や、滋賀県特産の「セタシジミ」、そして「ちまき餅」など10品以上の料理や食材が用意され、地元の保育園の園児たちが神前に奉納しました

お祭りは、美味しい料理で滋賀の歴史を振り返る大切なイベントです

さらに、当時の料理人の技を披露する「包丁式」も行われました

「清和四條流」と呼ばれる伝統的な宮中作法を受け継ぐ人たちが、ビワマスを手で触れずに包丁とさいばしを使って切り分ける様子を、見学した人たちが厳かに見守りました

神聖な儀式は、古の滋賀の魅力を感じさせる瞬間でした

食材を奉納した5歳の女の子は、「どきどきしたけど楽しかったです」と笑顔で話していました

このようなイベントを通じて、地元の子どもたちが滋賀の伝統を学び、未来に繋げていくことが重要ですね

ピックアップ解説

「ふなずし」とは、滋賀県の伝統的な魚の保存食です。魚を塩漬けにし、重しをして発酵させたもので、独特の風味があります。この料理は、古くから滋賀の人々に愛され続け、地域の食文化を象徴しています。最近では、この味わいを楽しむための専門店も増えていますので、ぜひ一度味わってみてください。

キーワード解説

  • 近江神宮は、滋賀県大津市にある神社で、天智天皇を祀っています。飛鳥時代の文化や歴史を感じられる場所で、多くの観光客が訪れます。
  • ふなずしとは、滋賀県の伝統的な寿司で、保存食として作られます。特に長浜周辺で有名です。
  • ちまき餅とは、もち米を竹の葉で包んで蒸した饅頭の一種で、滋賀などで各地に伝わるお祭り用の料理です。

8月16日(土)

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