滋賀県近江八幡で進化する再生二期作という農法

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滋賀県近江八幡市では、新しい農法「再生二期作」を使って、お米の生産量を増やそうとしています

農家の中江吉治さんがこの取り組みを行っていて、夏に収穫した後でも稲を育てて、秋にも再び収穫することが可能です



「再生二期作」とは、同じ株から一年に二度お米を収穫できる農法です

夏に稲を刈り取った後の切り株に肥料と水を入れて、次の秋にまた育てることができます

この方法は、稲の成長に適した条件を作り出すことで、収穫量を増やすことができるのです



実際に中江さんは、近江八幡市にある75アールの畑で、JAグリーン近江と協力してこの農法の実証試験を始めました

通常よりも早く4月上旬に田植えをし、今月17日に1度目の稲を収穫しました

この時、収穫後に再び稲が育ちやすいよう、30cmほど残して刈り取っています

そして、19日の夕方から再び田んぼに水を入れる作業を行っています



使用している品種は「みずかがみ」で、暑さに強い特性があります

最近の暑い気候を利用することで、稲の成長を助ける判断をしたのです

二度目の収穫は10月下旬を予定しており、この方法なら苗作りや田植えの手間も減るため、JAグリーン近江では今後、取り組む農家を増やしたいと考えています



中江さんは、「滋賀の猛暑とびわ湖の水を利用できる条件を生かして、1度目の収穫量の3割でも増産につながると期待している」と語っています

滋賀の自然の恵みを活用しながら、地域の農業を元気にしていきたいですね

ピックアップ解説

「再生二期作」は、年間に同じ株から2回お米を収穫できる農法です。通常の稲作では、1年に1度だけ収穫しますが、この方法を使うと、2回目の収穫が可能になります。このようにすることで、農家は効率よく米を作れるのです。特に近江八幡市では、猛暑に強い品種「みずかがみ」を使い、暑い月が続く今の環境をうまく利用しています。地元の特性を考えた新しい挑戦は、ぜひ応援したいですね。

キーワード解説

  • 「再生二期作」とは、同じ株から1年に2度稲を収穫する農法のことです。普通のお米は1年に1度しか収穫できませんが、この方法では中江さんのように2度収穫することが可能です。
  • びわ湖とは、日本で一番大きな湖で、滋賀県に位置しています。この湖は、豊かな水資源として、周辺の農業や観光に欠かせない存在です。
  • みずかがみとは、滋賀県で栽培されるお米の品種で、特に暑さに強い特性を持っています。そのため、夏の猛暑の中でも安定した収穫が期待できます。

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