長浜市では、学童クラブに参加している子どもたちの安全を守るため、プールでの事故を防ぐ新たなガイドラインを設けました
これは、令和5年の夏に、学童クラブに参加していた小学1年生の男の子がプールで溺れて亡くなった悲しい事故を受けてのものです
この事故を受けて、長浜市は有識者からの意見を取り入れて、令和6年3月に再発防止ガイドラインを作成しました
その中には、プール活動の前にプールを下見して、自動体外式除細動器(AED)の配置を確認したり、水深は60センチ以下にすることが含まれています
長浜市には32の学童クラブがありますが、昨年度プール活動を行ったのは1つだけでした
しかし、市は今年度の活動に向けて、ガイドラインに対する意見を反映させ、さらなる改正を行いました
新たに加えられた具体的な注意事項には、名の知れた「潜水や飛び込みをしない」と子どもたちにしっかり伝えること、監視に必要な拡声機やホイッスルを準備すること、監視を担当する指導員はプールに入らず、高い場所から全体を見守ることが盛り込まれています
長浜市のこども家庭支援課は、「ガイドラインを運用しながら、さらに内容をブラッシュアップしていきたい」と意気込みを語っています
安全な水遊びをするためにも、子どもたちが楽しく活動できる環境を整えていくことが重要です
AED(自動体外式除細動器)とは、心肺停止の人に電気ショックを与える装置で、早急な救命処置が必要な場合に使用します。長浜市では、プール活動の安全性を確保するために、AEDの設置場所を事前に確認することが求められています。これにより、万が一の事故が起こった場合でも迅速な対応ができるようになります。みんなの安全を守るために、こんな小さなことが大きな助けとなるのです。
- AEDとは、心臓が止まったときに使う器具で、電気ショックを送り心臓の動きを再開させます。
- ガイドラインとは、行動や手続きを示した指針のことで、特定の状況における注意点や安全対策がまとめられています。
- プールとは、人が泳いだり水遊びをするために作られた人工の水たまりのことです。
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