滋賀県の野洲市で、新しい地域支援の取り組みが進んでいます
それは、令和6年の10月から始まった「ゴイッショやす」という通所介護施設利用者の共同送迎サービスです
この事業は、高齢者の方々が買い物に行くための支援をする「つれだし隊」と連携しており、地域の福祉活動として重要な役割を果たします
このプロジェクトのトップである川口ひとみさん(53)は、地元のコミュニティでの助け合いの重要性を強調しています
「福祉は行政や企業だけではなく、市民全員が関わることが重要です
お互いを助け合える環境を作り、持続可能な地域を目指したい」と熱い思いを語ります
「やす地域共生社会推進協会」は、2018年に野洲市の青年会議所の取り組みから生まれました
主に、高齢者向けの生活支援を行うことを目的とした団体で、民間企業や有償ボランティアの協力の下、地域密着型の福祉サービスを提供しています
川口さんは、この協会の理事長として、地域の発展に力を注いでいます
「ゴイッショやす」が始まるにあたり、送迎ボランティアを募ったところ、約60人が応募してくれました
この多くの人々が社会貢献に参加しようとしていることに、川口さんは「世の中は捨てたもんじゃない」と心強さを感じています
立ち上げたばかりの事業なので、現場での声を直接聞くことができる貴重な機会でもあり、その大切さを実感しています
川口さんは、地元の野洲市で育ち、短大卒業後は母親の経営する飲食店に携わりました
現在もその店を運営しながら、野洲市観光物産協会の副会長や、月に一度行われる動物愛護イベント「びわ湖わんにゃんマルシェ」の実行委員会でも会長を務めるなど、多忙な日々を送っています
たくさんの仕事に追われる中でも、「頑張っていると助けてくれる人がいる
その人たちに感謝の気持ちを届けたい」と笑顔で語る川口さんの姿は、地域の活気を象徴しています
「ゴイッショやす」は、滋賀県野洲市で始まった新しい高齢者支援の取り組みです。このサービスが目指しているのは、高齢者の方々がより自立した生活を送ることを支援することです。特に、買い物などの日常生活において、移動が難しい方々が外に出られるようサポートすることが大きな目的です。このプロジェクトは、地域のボランティアからの協力を受けており、コミュニティ全体で福祉を支える力を高めることにつながっています。実際にボランティアの数が多いことからも、地域の人々が福祉活動に関心を持っていることが伺えます。これからも「ゴイッショやす」から目が離せません。
- 福祉とは、生活に困っている人々を助けるための仕組みや活動のことです。多くの場合、行政や団体が支援を行いますが、地域の人々の協力も重要です。
- ボランティアとは、無償で他人を助ける活動のことです。地域の福祉や環境保護など、様々な分野で活躍する人たちがいます。
- 地域共生とは、地域の人々が助け合いながら暮らすことを意味します。高齢者や障害者など、全ての人が安心して生活できる社会を目指します。
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