滋賀の守山市で伝わるふなずしの伝統的神事

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滋賀県の伝統料理「ふなずし」にまつわる神聖な行事が、今年も守山市の下新川神社で行われました

この行事は、なんと400年以上も続いている歴史あるものなんです

毎年5月5日に行われるこの神事は、五穀豊じょうと無病息災を願うために行われ、地元の人々に愛されています

神社の境内では、地元の若者たちがかみしも姿(着物を着た格好)で登場

彼らは約1年間漬けたふなずしを、手を使わずに包丁と箸のみで切り分けていくのです

なんと、その包丁は刃渡り30センチ、箸は長さ40センチほど!これを使って切り分けるなんて、かなりの腕前が求められますね

切り分けられたふなずしは、神前に供えられ、その後、訪れた人々に地酒と一緒に振る舞われます

この日は多くの参拝者が訪れ、神聖な雰囲気の中で行事を楽しみました

80代の男性は『神聖な神事でした

ふなずしに触れずに切り分けるのは難しそうで、すごいなと思いました』と話していました

さらに、ふなずしを切り分けた26歳の男性は、『2人で息を合わせることを意識しながら切り分けました』と、協力の重要性を語りました

滋賀のこの伝統を守るために、地域の若者たちが頑張っている姿がとても素晴らしいですね

ピックアップ解説

「ふなずし」とは、ふなという魚を使った発酵食品で、主に滋賀県で親しまれています。発酵することで独特の風味が生まれ、多くの人に愛されています。滋賀のきれいな水と環境が、ふなずしの美味しさを引き立てているんです。さらに、実はこのふなずし加工に使用されるふなは、滋賀の湖「琵琶湖」で捕れるもので、その地域密着型の食文化が魅力的ですね。

キーワード解説

  • ふなずしとは、滋賀県の伝統的な発酵食品で、主にふなを使い、米と一緒に漬け込んで作ります。独特の風味と味わいが特徴です。
  • 無病息災とは、病気にならずに健康であることを願うことを意味します。特に神事などでよく使われる言葉です。
  • 五穀豊じょうとは、稲、麦、大豆、黍(きび)、ヒエなどの五つの穀物が豊かに実ることを願うことです。滋賀では、この祈りが大切にされています。

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