滋賀県守山市では、戦後80年という節目に、戦争で亡くなられた方々の名前を刻んだ「平和持続祈念碑」が新しく建立されました
この日は、広島に原爆が投下された「原爆の日」の8月6日にあたります
毎年、この日に合わせて守山市では平和を誓う集まりを開催していますが、今年は特に意義深い式典となりました
市民運動公園にある平和の広場には市の関係者や地域住民が集まり、約300人が一同に会して黙とうを捧げました
その後、新たに建立された祈念碑の除幕式が行われ、多くの参加者が見守る中で進行しました
この祈念碑には、守山市で兵士として徴集された人々や空襲で亡くなった人など、戦争の犠牲者である1035人の名前が刻まれています
これは、戦争の悲惨さを忘れないための大切な証として設置されました
除幕式では、立命館守山中学校の本郷莉子さんが、「真の平和はすべての人が尊厳を持って生活でき、多様性を受け入れ、互いの意志を尊重し合うことが求められています」と語り、会場からは暖かい拍手が起こりました
この言葉は、今の時代にも通じる重要なメッセージです
式典の締めくくりには、子どもたちが千羽鶴を供え、平和を願う気持ちを表現しました
これを決めた検討委員会の中井均委員長は、「犠牲になった人たちの名前を刻むことで、守山での穏やかな生活があったことを思い出し、戦争の悲惨さを考えるきっかけになってほしい」と話しました
この新たな祈念碑が多くの人に平和の大切さを伝えることを願っています
守山市に新しく建立された「平和持続祈念碑」は、1035人の名前が刻まれていることで知られています。この碑は、戦争の記憶を風化させないための大切な役割を果たしています。戦争とは、国と国が争うことだけでなく、身近な人々の生活を脅かす悲劇でもあります。私たち一人ひとりが、これらの記憶を大切にすることで、真の平和を築くことができるのです。守山市のこのような取り組みが、他の地域にも広がっていくことを願っています。
- 平和とは、人々が争いなく安心して暮らせる状態のことです。滅びず、共存できる社会が理想イメージです。
- 多様性とは、さまざまな価値観や文化が共存することを指します。一人ひとりが違う考え方を持つことが、社会を豊かにします。
- 思いやりとは、周りの人に対する配慮や気遣いのことです。互いに大切にすることで、仲良くやっていけるのです。
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