琵琶湖の近くに広がる美しいメロン畑
濃い緑色の大きな葉の下には、待ち望んだ丸々としたメロンが育っています
ここで地域おこし協力隊員として頑張っている小島伯斗さん(23)は、毎日休みの日もメロンの成長が気になって仕方がないそうです
彼は目を輝かせて「自分が学びたいので、苦にならない」と日焼けした笑顔を見せました
小島さんは守山市が初めて募集した地域おこし協力隊員として、昨年12月から農家でモリヤマメロンを栽培する研修を受けています
彼は大阪府東大阪市で生まれ育ちましたが、デスクワークの仕事が合わず新たな道を探していた時、地域おこし協力隊の制度を知りました
農業には関わりがなかった彼でも、自然を感じられる魅力に惹かれ、このチャンスが自分にぴったりだと思い、守山市の募集に応募しました
小島さんは守山には親戚や友達もいなかったものの、「滋賀に観光に来たことはあったので、実家からも遠くないし、これしかない」と振り返ります
農作業に慣れない日々が続き、一時は筋肉痛に悩まされましたが、「覚悟を決めて来たので、しんどさはなかった」と笑顔で語ります
1月から始まったメロン栽培では、他の農家からも研修を受けて、多くの知識を得ることができました
自分でも小さな区画を借りてメロンを栽培し、35玉を収穫することに成功しました
「糖度が上がらず味が薄かったけれど、高価なメロンには栽培の手間がかかるのもわかりました」と小島さんは振り返ります
また、メロンだけでなく、トマトやピーマン、ネギ、ゴボウなども育てています
班の任期は3年ですが、「守山で農家としてずっとやっていきたい
モリヤマメロンの知名度を高め、地域を盛り上げることに貢献したい」と熱い思いを抱いています
モリヤマメロンとは、滋賀県守山市で栽培される特産物です。このメロンは、滋賀の豊かな自然環境で育まれた甘味あふれる果実で、周辺の農家によって愛情込めて収穫されています。モリヤマメロンの栽培は、土壌の質を見極めたり、気候を理解したりすることが大切で、農家たちは日々研究を重ねています。特に、良質なメロンを作るためには、十分な水分管理が不可欠です。こうした努力が実を結ぶことで、モリヤマメロンは多くの人々に愛されています。
- モリヤマメロンは、滋賀県守山市で特に栽培されているメロンの品種です。甘くて美味しく、地元の人たちに大切に育てられています。
- 地域おこし協力隊とは、地方の活性化を目的とした制度で、都市部から地域に移住し、地域の課題解決に取り組む人々のことを指します。
- 農業とは、作物を育てたり、動物を飼ったりして食料を生産する活動のことです。人々の生活を支える大切な産業です。
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