滋賀県近江八幡市の伝統行事「足伏走馬」とは

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滋賀県近江八幡市で、平安時代から続く伝統的な神事「足伏走馬」(あしふせそうま)が6日に行われました

この神事は、五穀豊じょうを願うものであり、毎年この時期に行われるイベントとして地域の人々に親しまれています



「足伏走馬」は、賀茂神社の境内に設けられた、およそ400メートルの直線馬場で行われ、7頭の馬が2頭ずつのトーナメント形式で速さを競います

このため、競馬の原型ともいわれています



騎手たちは「狩りぎぬ」と呼ばれる特別な赤や黒の衣装を身にまとい、太鼓の音が合図となってスタートします

馬たちは力強く疾走し、土を蹴り上げる姿は見る者を魅了します



この日は時折小雨が降る中、大勢の人々が境内に集まり、疾走する馬たちに熱い声援を送り、カメラを向けて楽しんでいました

訪れた中学2年生の男の子は「馬の足音が大きくて迫力があり、おもしろかったです

休みのよい締めくくりになりました」と語っていました

滋賀の伝統文化を感じる素晴らしい日となりました

ピックアップ解説

「足伏走馬」は、古くから滋賀県で行われてきた馬の競い合いを基にした行事で、平安時代から続く神事です。「馬場」とは馬が走る特設の場所で、ここでは約400メートルの直線コースが設けられています。騎手たちが赤や黒の特別な衣装「狩りぎぬ」を着て競う姿が印象的で、これものちの競馬の基盤となったと考えられています。滋賀の伝統行事として、多くの人々に愛され続けていることから、地域の文化を感じられる貴重な体験となります。

キーワード解説

  • 五穀豊じょうは、米や麦、豆、きび、あわなどの作物が豊かに実ることを祈願することを意味します。滋賀の農業や地域文化に深く根付いています。
  • 狩りぎぬは、中世の狩りや競馬など特別な行事で着られる衣装で、装飾が施された鮮やかなデザインが特徴です。特に「足伏走馬」の騎手たちが着用することで、伝統が生きています。
  • 近江八幡市は、滋賀県の西部に位置する市で、湖や山々に囲まれた美しい自然景観があります。また、歴史的な町並みと文化が残っており、訪れる価値が高い場所です。

5月10日(土)

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