昨年、滋賀県近江八幡市で行われた職員を対象にした調査の結果、実に18%の職員がパワハラを経験したという衝撃的な数字が発表されました
この調査は、近江八幡市が職員の働く環境を見直すために行ったもので、おととしには部長級職員のパワハラが懲戒処分されたという背景もあります
市はこの現状を重く受け止め、職員1156人を対象にアンケート調査を実施しました
調査に参加した572人のうち、17.7%が「パワハラを受けた」と回答
この中でパワハラを行ったとされるのは64.7%が上司という回答が最も多く、他にも議員や特別職(市長・教育長など)が含まれていました
具体的な例としては、上司からの理不尽な業務指示や公の場での叱責が多かったようです
加えて、セクハラの経験については、3.1%の17人が「受けたことがある」と回答しており、飲み会での不適切な発言や体を触るといった行為が報告されました
市では、記名のあった回答には個別に聞き取り調査を行う方針を表明し、相談窓口の周知と継続的な研修を実施して職場環境の改善に取り組むとしています
ピックアップ解説
パワハラとは、職場において力関係を利用して行われる不適切な扱いのことで、充分な労働環境を守るための法律として『パワーハラスメント防止法』があります。近年、企業や公共機関においてこの問題は深刻視されており、滋賀県でも改善が求められています。また、パワハラを受けた職員が声を上げることで、より良い職場環境が生まれることが期待されます。
キーワード解説
- ハラスメントとは、ある人が他の人に対して、強いたげたり、いやがらせをする行為のことです。これにはパワハラやセクハラなど、さまざまな種類があります。
- パワハラとは、職場での上下関係を利用して行われるハラスメントのことです。不当な指示や叱責、精神的な圧力が含まれます。
- セクハラとは、性的な言動や行動により他の人を不快にさせることです。飲み会などでの不適切な発言や触れる行為が該当します。
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