滋賀県近江八幡市にある美術館で、色とりどりの絵画を通じて様々な表現方法を楽しむことができる展覧会が開催されています
この展覧会は、ボーダレス・アートミュージアムNOーMAが主催しており、特別な美術教育を受けていない5人のアーティストによる64点の作品が展示されています
特に注目されるのは、30年もの間病院で絵を描き続けてきた木本博俊さんの作品です
彼の絵は、ピンクや黄色など多彩な色を使った図形が印象的で、生き物のように感じられます
また、インドネシアのアーティスト、ドゥイ・プトロさんの作品は、ニワトリを茶色、尻尾を緑色で描くなど、独特な色使いが目を引きます
さらに、展示作品の一部には「触図」という工夫が施されており、目の不自由な方でも楽しめるように、作品に凸凹が付けられています
このように、展示会では誰でもアートを楽しめるような配慮がなされています
美術館を運営する松井裕紀さんは、「独自の感性で作られた作品がたくさんあります
ぜひ楽しんでほしい」と訪問者に呼びかけています
この展覧会は9月28日まで開催されていて、7月下旬からは展示されている作品がすべて入れ替わる予定となっています
ピックアップ解説
近江八幡市では、ボーダレス・アートミュージアムNOーMAが地域のアートに力を入れています。ここでは、知識や技術を持たないアーティストの作品を発信し、誰もがアートを楽しめる環境を作ることを目指しています。這い寄るアートの世界に、あなたもぜひ足を運んでみてください。感性豊かな作品から、新しい発見があるかもしれません。
キーワード解説
- ボーダレス・アートミュージアムは、さまざまな背景を持つアーティストの作品を展示・発信する美術館です。特に障害を持つアーティストに焦点を当てることが特徴です。
- 触図は、視覚に障害のある方が触れて楽しむための工夫で、作品に凸凹を付けることで手触りで楽しむことができます。アートの新しい楽しみ方として注目されています。
- アートとは、創造的な表現を通じて心の感情や思いを伝えるものです。絵画や彫刻、音楽などさまざまな形があり、見る人に感動を与える目的があります。
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