滋賀県長浜市では、毎年恒例の新春行事「盆梅(ぼんばい)」のために、大切に育てられている梅の木から初めての梅酒作りが始まりました
この活動では、梅の実を収穫する作業が行われ、地域の人々が協力して美味しい梅酒を作る準備に取り組んでいます
「長浜盆梅展」は、70年以上続く伝統的なイベントで、長浜観光協会は市内の特設ほ場で、約1500本の盆栽用梅を大切に育てています
毎年多くの観光客が訪れるこのイベントは、梅の美しさだけでなく、地域への愛着も育む素晴らしい機会です
これまで、梅の実は種を取って栽培用に使われることがほとんどでしたが、今年からは「地元の酒造会社」と協力し、梅酒を作って販売することになりました
4日に行われた収穫作業では、観光協会や酒造会社のスタッフが、直径3~5センチほどの完熟した実を一つ一つ丁寧に摘み取り、合計でおよそ20キロの梅を収穫しました
収穫された梅は、約3か月間漬け込まれる予定で、来年の盆梅展に合わせて販売されるとのことです
酒造会社の代表、佐藤硬史さんは「風味が良く、完熟した梅を純米吟醸酒と合わせるため、あんずのようにふっくらとした心地良い味わいになると思います」とのこと
日本の伝統文化と美味しいお酒が手を結ぶ瞬間が、今から待ち遠しいですね
「梅酒」とは、日本の伝統的な果実酒で、梅の実をお酒に漬け込んで作ります。梅には、クエン酸や豊富なビタミンが含まれており、昔から疲労回復や健康に良いとされています。料理や飲み物に幅広く親しまれ、日本の夏の風物詩としても人気があります。滋賀でも梅酒が注目される中、地元の人たちの協力で新たな味わいが生まれることが期待されています。
- 盆梅展とは、滋賀県長浜市で行われる新春の梅の盆栽展示イベント。多くの観光客が訪れる人気の行事です。
- 梅酒とは、梅の実をお酒に漬け込むことで作られる日本の伝統的な果実酒。甘みと酸味が調和した美味しい飲み物です。
- 純米吟醸酒とは、米と水だけを使って作られる高品質な日本酒。バランスの取れた香りと味わいが特徴です。
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