滋賀県伊吹山の自然を守るシカ対策イベント開催

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滋賀県北部に位置する美しい伊吹山では、最近シカによる食害が深刻な問題になっています

この問題を解決し、植生を復元するためのイベントが、米原市で開催されました



伊吹山では、昨年、土砂が流出するなどの大きな被害があり、その原因の一つがシカによる食害だと言われています

このイベントは、地元の人たちや訪れた人々に、その現状を知ってもらうために、米原市を中心に行われました



イベント会場は、市の複合施設の広場で、多くの市外からも参加した約50の団体や店舗が集まりました

環境保護に取り組む団体や地元の企業による出展が賑わいをみせました



特に注目されたのが、伊吹山に自生する「イブキジャコウソウ」の苗を育てるワークショップ

これらの苗は、強い香りが特徴で、シカがあまり好んで食べない植物です

参加者たちは、10センチほどの苗木を持ち帰り、育てた後、秋頃に伊吹山の食害が多く発生した8合目付近に植樹します



また、イベントでは伊吹山で捕獲されたシカの角を使った体験コーナーも設けられ、訪れた人たちは自分だけのオリジナルの指輪をヤスリで削って作ることができました



実行委員長の北川真依子さんは、「このイベントが参加者の皆さんに、小さなことから環境問題に取り組むきっかけになればうれしい」とお話しされていました



こうした活動を通じて、伊吹山の自然を守るために、地域みんなで頑張っていきたいですね

ピックアップ解説

イブキジャコウソウは、滋賀県内でよく見られる植物です。強い香りを持ちながら、シカがあまり食べないことが特徴。特に、この植物は乾燥した環境でも育ちやすく、忍耐強さを持っているため、伊吹山のような厳しい環境でも自生することができます。それだけでなく、イブキジャコウソウの花は美しく、訪れる人々に癒しを与えてくれます。これらの理由から、シカ対策だけでなく、地域の花としても注目されています。

キーワード解説

  • シカは、日本全国に生息する野生動物で、体が大きく、通常は群れで行動します。主に草食性で、植物を食べるのが得意です。
  • 環境保護は、自然や生態系を守るための活動を指します。森林や水源の保護を含む、持続可能な生活を実現するための行動が求められます。
  • 持続可能性とは、現在のニーズを満たす一方で、将来の世代にも地球環境を保つようにすることが大切だという考え方です。

5月17日(土)

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