滋賀には、子どもたちの健やかな成長を願うユニークな神事があります
高島市に位置する白鬚神社では、子どもが本名とは別の名前を授かる伝統的な儀式「なるこまいり」が行われています
この神事は、数え年で2歳になった子どもを対象にしており、子どもが授かった名前で3日間呼び続けることで、元気に成長することを願うのです
白鬚神社は、自然豊かな琵琶湖のほとりにあります
その美しい景色の中で行われるこの儀式は、地域の人々にとって特別な意味を持っています
神社では、5日からこの「なるこまいり」が始まり、訪れた家族は社務所で宮司から授けられた名前を記載した紙を受け取ります
その後、拝殿でお参りをするのが伝統の流れです
拝殿では、神職が子どもの成長を願う祝詞をあげ、家族も一緒に「かしわ手」を打って、心を込めた祈願を行います
このような儀式は、親子の絆を深める一環でもあり、地域コミュニティでのつながりを強める役割も果たしています
大津市から来たあるお母さんは、1歳の息子に「浩紀」という名前を授かったと語ります
「なるこまいりには、親子3代で訪れています
いただいた名前の一文字が私の母の漢字と同じで、とても嬉しいです
息子がこのまますくすく育ってほしいです」と、思いを語ってくれました
この「なるこまいり」は、6日にも行われる予定です
この神事は、滋賀ならではの文化を深く体感できる機会です
是非、多くの方に知ってもらいたいですね
「なるこまいり」は、滋賀の高島市にある白鬚神社で行われます。この神事は、子どもが数え年で2歳になったときに本名とは別の名前を授かる儀式です。この特別な名前を3日間呼び続けることで、元気に健やかに成長するという願いが込められています。滋賀ではこうした伝統が大切にされており、家族の絆や地域のつながりを深める機会にもなっています。ぜひ多くの人に参加してほしいイベントですね。
- 「なるこまいり」とは、高島市の白鬚神社で行われる、子どもの成長を願う神事です。子どもに本名とは異なる名前を授け、3日間その名前で呼び続けることで、健やかな成長を祈願します。
- 神社とは、日本の宗教である神道に基づく、神様を祀るための場所です。信者たちが参拝して、祈りや感謝を捧げることが目的です。
- 祝詞とは、神道の儀式で唱えられる祈りの言葉です。神様に対して感謝や願いを伝えるために用いられ、神職(しんしょく)が唱えます。
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