滋賀県湖南市に位置する長寿寺は、1200年以上の歴史を誇り、国宝の本堂を有しています
この寺の住職を務めるのは藤支良道さん(53)
最近、寺離れが進んでいる中で、藤支さんは積極的にSNSを活用し、寺の魅力を伝える取り組みを行っています
彼女の目標は、全国に1人でもサポーターを増やすこと
実際、彼女の努力は少しずつ実を結んでおり、参拝者は徐々に増加してきています
藤支さんは、北海道大学を卒業し、その後滋賀県内の高校で教鞭をとりましたが、2016年に先代住職であるお父さんの死を受けて長寿寺の住職となりました
寺は山に囲まれた美しい自然の中にあり、広大な敷地では草刈りや掃除、木の伐採などの作業が日常です
「普段は作業着を着ていることが多いですよ」と笑顔を見せる藤支さん
しかし、藤支さんが住職に就いた当初は参拝者が全く来ない日もあったため、彼女は「このままでは寺も自分も終わってしまう」と危機感を持ちました
そこで、彼女は紅葉のライトアップや寺をテーマにした写真コンテストなど、地域の自然の美しさを生かしたイベントを始めました
また、SNSでは寺の四季折々の景色や珍しい昆虫の写真を発信し、多くの人に寺の魅力を届けています
さらに、2021年には寺に伝わる掛け軸の修復費を調達するため、クラウドファンディングに挑戦し、目標の100万円を達成しました
長寿寺を支えるのは、周囲の約50軒の信徒たちです
少子高齢化が進む中でも、「寺は人と人をつなぐ場であり、心のよりどころ」と考え、藤支さんは時代に合わせた伝統行事の形を模索しています
「地域のシンボルとしてのお寺を守ることが、自分の生きる意味です」と藤支さんは力強く語ります
今年も紅葉の季節が近づき、訪れる参拝者を迎える準備が進められています
紅葉とは、葉っぱが秋になるにつれて色が変わる現象です。特に滋賀では、紅葉が美しい景色を作り出します。紅葉が見える頃には、多くの人々が自然の美しさを感じるために寺や公園を訪れます。長寿寺でも、色鮮やかな紅葉が楽しめるため、たくさんの参拝者が増える時期として知られています。紅葉が見ごろになると、木々が赤や黄に染まり神秘的な雰囲気を醸し出します。
- 寺とは、仏教の教えを広めるために建てられた場所です。信者が集まり、宗教行事や修行を行う重要な場でもあります。
- 国宝とは、日本の文化や歴史を代表する価値のある物のことで、国が特に重要と認めたものを指します。主に建物や美術品などがあります。
- クラウドファンディングとは、インターネットを使って多くの人々から資金を集める方法です。特に新しいプロジェクトや事業を支援する手段として広がっています。
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