滋賀県では、春になるとやってくる「黄砂」が県内でも観測される時期がやってきました
最近では25日に黄砂の影響が見られ、今後も26日にかけて続く見通しです
黄砂とは、中国大陸の砂が風によって運ばれてくる現象で、視界を悪くし、健康にも影響を及ぼすことがあります
彦根地方気象台の発表によると、25日朝から黄砂が確認され、彦根市では視界の範囲が午前11時には18キロでしたが、午後2時には16キロに少し悪化しました
このように、黄砂の濃度は場所や時間によって変わるという特徴があります
大津市では、びわ湖を挟んだ対岸の山がかすんで見えづらくなったり、黒い車の表面に黄砂が積もったりする様子が見られました
街中を歩く人々の中には、黄砂や花粉が飛散しているため、マスクを着用している方も多く見受けられました
特に、赤ちゃんを連れた30代の母親が「子供と一緒にピクニックに行きたいが、黄砂や花粉があって外には長くいられない
洗濯物も室内に干している」と話していました
また、50代のタクシー運転手の方は「車の色が黒いので、黄砂がつくと特に目立って大変です
車内の掃除も手間がかかります」と語っていました
黄砂は特に26日まで続くと予想されており、一部では視界が5キロ未満になるおそれも指摘されています
屋外に干した洗濯物には黄砂が付着するため、注意が必要です
さらに、黄砂は花粉症や喘息(ぜんそく)などの症状を悪化させる可能性もあり、多くの人々が気を付けて生活する必要があります
黄砂は、中国大陸の砂や粉塵が風によって運ばれてくる現象です。この現象は、春先に特に多く見られます。滋賀県でも、黄砂の影響で視界が悪くなることがありますが、実はその原因は中国の砂漠地帯に起因しています。自然環境の変化が影響しているため、異常気象とともに注視する必要があります。また、黄砂はアレルギーの原因にもなるので、敏感な方は注意が必要です。
- 黄砂とは、大気中に浮遊する砂や粉塵で、主に中国大陸の砂漠地帯から運ばれます。これが強風によって風に乗って日本に飛来する現象です。
- 花粉症とは、植物の花粉が原因でアレルギー反応を引き起こす病気で、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が出ます。特に春先に多く発生します。
- 喘息とは、気道の炎症により息苦しさや咳が起こる病気で、黄砂や花粉などの影響を受けやすく、注意が必要です。
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