彦根市で開催された彦根仏壇の解説会の魅力

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滋賀県彦根市で、国の伝統的工芸品とされる「彦根仏壇」の魅力を再発見するためのイベントが開催されました

このイベントは、多くの人に彦根仏壇の素晴らしさを知ってもらおうという目的があります

滋賀の伝統工芸品を大切にすることで、地域を盛り上げ、一緒に楽しむことができる機会になればと思います

彦根市は江戸時代から仏壇の生産が根付いており、金ぱくやまき絵(きんぱくやまきえ)が施された美しい彦根仏壇は、国の伝統的工芸品に指定されています

仏壇はお墓に供えてお祈りをするための大切なもので、私たちの文化の一部とも言えます

今回の催しは、彦根仏壇の製造元が主催する「仏壇の紐(ひも)とき解説会」という名前で、仏壇の解体を通じてその魅力を伝えることを目的としています

催しでは、工房にて2人の職人が大正時代に作られた高さ約2メートル、幅約1メートルの仏壇を解体し、その構造や工夫について説明しました

この仏壇は、くぎを使わずに木同士を組み合わせる「ほぞ組み」という技法を使っており、木が痛んだ場合でも修復しやすい方法となっています

これにより、仏壇は長く使うことができるんです

この技術は、滋賀の伝統を支える大切なスキルでもあります

会場には多くの来場者が訪れ、展示されていた仏壇がわずか30分ほどで解体される様子に驚きと興味を持っている様子でした

近江八幡市から来た80代の男性は「日頃目にしている仏壇がどのように作られているのかを知ることができて楽しめた

どうかこうした伝統技術を次の世代へと受け継いでいってもらいたい」と話しており、皆が熱心に職人たちの説明を聞いてうなずいていました

次回、このイベントは彦根市芹中町で4月7日にも開催される予定です

ピックアップ解説

「ほぞ組み」とは、木工技術の一つで、くぎを使用せずに木同士をしっかりと組み合わせる方法です。この技法により、木材の収縮や膨張に耐えられる強度を持たせることができ、仏壇のような大きな作品でも安定感があります。滋賀の伝統的工芸品にとって非常に重要な技術であり、先代の職人たちからの知恵が詰まっています。この場合、仏壇が長持ちするための大きなメリットとなり、修理も容易であることから、いつまでも美しいままの姿を保つことができるのです。

キーワード解説

  • 仏壇とは、仏様を祀るための家具で、伝統的に家庭の中でお祈りや供え物をするために使用されます。日本の仏教文化の一部とされています。
  • 工芸品とは、職人が手作業で作り上げた製品で、伝統や文化を長く受け継いでいるものです。高い技術や芸術性が求められます。
  • 伝統技術とは、古くから受け継がれてきた技術のことで、地域の文化や産業に深く結びついています。人々の知恵や工夫が集まって形作られたものです。

4月26日(土)

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