滋賀県彦根市では、今年度から新しい取り組みとして「痛みのない乳がん検診」を無料で行える制度が始まりました
この検診は、最新のMRI(磁気共鳴画像法)という機器を使い、わずか15分程度で行われるため、忙しい主婦や働く女性にも参加しやすいと評判です
更に、マンモグラフィーのように乳房を圧迫することがないため、痛みの心配がなく、安心して受けることができます
申し込みが始まってから数日で500人という定員に達したことからも、女性たちの関心の高さがうかがえます
特に、痛みを恐れて検診を避けていた方々にとって、この制度はきっと大きな助けとなることでしょう
また、彦根市では、この取り組みのために個人から寄付された1100万円を資金として使用しています
市の健康推進課によれば、「痛みを理由に検診を受けるのをためらう女性が多く、関心を持たれている」とのことです
これからも地域の健康を守るために、こうした取り組みが続いていくことが期待されます
次年度も続けられるかどうかは、検診を受けた方々のフィードバックを集め、その効果を検証した上で決定されるとのことです
ピックアップ解説
MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、体内の画像を詳細に撮影できる装置で、特に柔らかい組織の病気を見つけるのに適しています。マントボグラフィーと異なり、身体を圧迫することがないため、痛みや不安を感じることなく検査を受けることができるのが魅力です。彦根市の乳がん検診では、MRIが活用され、安心して受けられる制度となっています。
キーワード解説
- 乳がんとは、乳腺にできるがんの一種で、女性に多く見られます。早期発見が大切で、定期的な検診が推奨されています。
- 検診とは、病気を早期に発見するための健康診断のことです。症状が出る前に検査することで、早期に治療が可能になります。
- 専用機器とは、特定の目的のために設計された装置のことです。乳がん検診用の機器は、病気を正確に診断するために特別に開発されています。
前の記事: « 大津市北部で降り続く激しい雨の影響について
次の記事: 滋賀の未来を左右する参議院選挙の候補者たち »
新着記事