滋賀県湖南市にある長寿寺では、毎年行われる伝統行事「鬼走り」が実施されました
この行事は、無病息災を願うだけでなく、地域の成人式としても大切にされています
今回、1月21日には石部南小学校の3年生36人が参加し、地域の住職からこの行事の背景や歴史について学びました
子どもたちは3つのグループに分かれて、地域の人々から指導を受けながら準備を進めました
そして、住職の合図と共に「鬼走り」が始まると、鬼役の子どもたちが剣ややりを持って本堂を駆け回りました
彼らは本堂を元気よく走り回り、鬼の役割を演じることで、無病息災を祈って地域の皆さんに楽しんでもらいました
鬼役を体験した女の子は、「ちょっと緊張したけど、みんなが喜んでくれてよかったです」と嬉しそうに語りました
この行事を通じて、地域の子どもたちが元気に育っていくことの大切さを感じます
長寿寺の藤支良道住職は「子どもたちの成長を祈るお寺に集まってくれたのはありがたい」と話し、周囲の皆と一緒にこの伝統行事を支えることの重要性を強調しました
ピックアップ解説
「鬼走り」とは、滋賀県湖南市にある長寿寺で行われる伝統行事です。この行事では、無病息災を願うとともに、地域の成人式の意味も持っています。鬼役の子どもたちは、剣ややりを振り回しながら、元気に本堂を駆け回る姿がとても印象的です。この行事は、地域の文化を深く知る良い機会でもあります。子どもたちが生き生きとした表情で参加する姿を見ると、次世代への伝統の継承が感じられ、地域の活性化にもつながります。
キーワード解説
- 鬼とは、日本の伝説や神話に登場する、恐ろしい見た目の存在です。鬼は悪いことをする生き物として描かれていますが、鬼を追い払うことで福がやってくるとも言われています。
- 伝統行事とは、地域や国の文化を継承するために行われる、昔から続いている行事のことを指します。例えば、お祭りや祝い事が含まれます。
- 無病息災とは、病気にならず、健康で生活できることを願う意味です。特に、鬼走りのような行事では、大切な願いとして表現されています。
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