滋賀県の大津市で、県造林公社の解散が発表され、森林管理の新たな方針が決まりました
これにより、その管理が市や町に引き継がれることになります
2025年5月20日、大津市のホテルで開催された市長会には、草津市を除く12市の市長が集まりました
県は検討会を通じて、県造林公社が巨額の債務を抱えているため、10年後を目処に公社を解散する計画を報告しました
公社管理の森林の内訳は、収益性が見込まれるものは森林組合などに引き継がれますが、木材の売却でも採算が合わないとされる森林については市や町が管理を担うことになります
市長たちからは、「この方針は財政に大きな影響を及ぼす」とか、「誰がどのように管理を行うのか、早急に具体的なプランが必要だ」という意見が出ました
県は、市長たちの意見をしっかり受け止め、これからの検討会で新しい方針を考えていく予定です
市民の皆さんにも、森の管理がどのように行われるかは重要な問題ですので、今後の動向に注目しましょう
ピックアップ解説
「造林公社」とは、森林を育てるための公的な機関です。滋賀県の造林公社は過去にたくさんの木を植え、管理してきましたが、最近では財務上の問題が指摘されています。最近の報道によると、公社は多額の債務を抱えており、事業の維持が難しくなっているとのことです。これにより、公社の解散が決まり、これからは市や町が森林管理を行うことになりました。市民ひとりひとりが森林の重要性を理解し、地域の森林を守る意識を持ってもらえるといいですね。
キーワード解説
- 造林公社とは、国や地方自治体が設立した森林の育成・管理を目的とした機関です。公社は木を育てることで環境保護や資源の確保を目指しています。
- 債務とは、借金のことを指します。企業や団体が何かを借りている場合、返済しなければならない金額が債務になります。
- 森林管理とは、森林を健全に保つための活動のことです。木の伐採や植林、病害虫の防除など、様々な活動が含まれます。
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