滋賀県は、国道1号のバイパス建設をめぐって、新たな動きがあります
今年度、国土交通省が調査を開始するということで、これを受けて、バイパスの建設を求める団体が7日に大津市の県庁で会合を開き、早期事業化を求める要望書を国に手渡しました
国道1号の大津市から京都市にかけての区間は、片側1車線であるため、通勤・通学時間帯にはたくさんの車が流入し、目立つ渋滞が発生しています
これにより、仕事や外出がとても不便になっているのが現状です
国土交通省は、新しいバイパスのルートや整備に伴う課題を検討する「計画段階評価」と呼ばれる調査に、今年度着手する予定です
会合では、滋賀県の三日月知事が出席し、「大阪・関西万博」や「国スポ・障スポ」を支えるためには、スムーズな移動が欠かせないとして、国土交通省の行動を大きな一歩として評価しました
三日月知事は「計画段階評価」を進行させるための要望書を国に手渡し、「資金の確保についても検討してほしい」と訴えました
要望書により、調査の進展を確実にし、事業化を早めることが望まれています
国土交通省は今後、複数のルート案やトンネル、橋などの建設面の課題を示し、それにかかるコストと効果について検討を行うことになっています
このバイパスが実際に完成すれば、多くの人が滋賀と京都を行き来しやすくなり、地域の発展にもつながるでしょう
「計画段階評価」とは、国道や高速道路の新設や改良に際して、その計画が実現可能かどうかを見極めるための評価を行うプロセスです。この段階では、ルート案の検討や環境に与える影響、建設の効率などが考慮されます。滋賀県の国道1号バイパス計画においても、この評価が進められることで、地域の交通渋滞の緩和や経済効果が期待されています。特に、滋賀で開催されるイベントのためにも、早期の事業化が重要とされています。
- 国道とは、国が管理する道路のことです。全国各地に整備されており、一般的には高潮点(人が歩くことができる高い場所)や大きな観光施設などにアクセスできるようにつくられています。
- バイパスとは、交通の流れをスムーズにするために、本線から外れて設けられた道路のことです。これにより、渋滞を緩和する効果が期待されています。
- 整備とは、道路や公共施設の状態を良くするための作業を指します。具体的には、道路の補修や清掃、標識の設置などが含まれます。
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