甲賀市で新人職員が信楽高原鉄道事故を振り返る研修を実施

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滋賀県甲賀市では、今年の春に新たに採用された職員を対象とした特別な研修が行われました

この研修は、ある悲しい事故を忘れないための重要な取り組みの一環です



それは、平成3年5月14日に発生した信楽高原鉄道とJR西日本の列車が衝突した悲劇的な事故です

この事故では、なんと42人もの方が命を失い、さらに628人が負傷しました

多くの人々の人生が一瞬で変わってしまったことを、私たちは決して忘れてはいけません



研修には、甲賀市や滋賀県に採用されたおよそ60人の新人職員が参加し、信楽高原鉄道で安全統括管理者を務める山本和良さんが講師として呼ばれました

彼は、「小さなミスを放置せず、原因を究明する癖をつけてください

34年前の事故を自分のこととして考えてください」と強く訴えかけました



この研修の後、新人たちは滋賀における事故の歴史をしっかりと受け止めるため、JR西日本の新入社員とともに、事故現場近くにある慰霊碑の清掃活動を行いました

彼らは約1時間かけて、周囲の草を刈り取り、地面を磨くなど、手を合わせるように丁寧に清掃していました



JR西日本の新人、河村隼吾さん(23)は「ここで多くの人が亡くなったことを決して風化させてはいけないと強く思いながら清掃に取り組みました」と話しています

また、甲賀市の新人職員、垣山聖さん(22)も「深い事故の事実を胸に、今後は職員としてそのことをしっかり伝えていきたいです」と意気込みを見せました

ピックアップ解説

信楽高原鉄道は、滋賀県内で運行されている鉄道路線です。特に観光地として知られている信楽焼の街にアクセスする手段でもあります。この鉄道は、美しい自然の中を走り、新幹線やJR路線とはまた違った魅力を持っています。訪れる方々にとっては、歴史や文化にふれる機会を提供しており、地域経済にも活力を与えています。信楽高原鉄道の沿線には、四季折々の景色を楽しむことができるため、観光客にも人気があります。

キーワード解説

  • 信楽高原鉄道は、滋賀県の信楽焼の産地を通る鉄道で、特に美しい自然が楽しめます。
  • 慰霊碑とは、事故や戦争で亡くなった人々を偲ぶために建てられた石碑のことです。強いメッセージが込められています。
  • 安全統括管理者とは、鉄道や施設などの安全を管理・監督する役割を担う職務のことです。交通の安全を確保するために重要な役割です。

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