彦根市の湖畔で過ごす特別な時間と人気のベンチ

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滋賀県彦根市の石寺町に、琵琶湖のそばにある一つのベンチがあります

このベンチは一見すると普通のもののように見えますが、SNSで「映える」として人気があり、たくさんの人々が訪れています

設置から20年が経ち、「あのベンチ」として地元の名所となったこの場所の魅力を探ります

【画像】夕日をバックに愛車をパシャッ!

ベンチを訪れた東近江市の20歳の会社員、今井海斗さんは「ここで撮ったらどんな車も素敵に見える」と話し、月に3回もこの場所へ訪れると教えてくれました

波の音を聞きながら次の行き先を考えるのが、彼の楽しみの一つなんです

このベンチは、自転車で琵琶湖を巡る「ビワイチ」のルートの中にあります

湖が一気に見渡せる場所で、対岸に見える比良山や、湖に浮かぶ多景島、背後の伊吹山が絶好のロケーションを提供しています

訪れる人たちは、車内から湖の風景を楽しんだり、記念写真を撮ったりしています

地元の介護士さんや出張帰りのビジネスマン、さらにはペットを連れた京都の男性など、訪れる人々はみんな違った目的でこのベンチにやってきます

47歳の介護士女性は「波の音が心地よい」と話し、59歳の公務員の池田さんご夫妻は「普段忘れがちなことを思い出させてくれる」と、その効果を絶賛しています

このベンチの制作者は、地域で生まれ育った74歳の山田善寛さんです

彼は、鉄工所で働いていた2005年頃に流木でベンチを作り、薄紫のセンダンの木の下に設置しました

現在のベンチは17年から使われている2代目で、ヒノキでできています

最初は場所を秘密にしてSNSで話題にし、彦根の名所を紹介した切手にも登場しました

最近では、テレビでも紹介されるようになり、特に週末は多くの人が集まります

人気のあまり住民からは「過熱状態では?」という声も出ています

車やバイクの駐車が問題になり、周りの草もなくなってしまったと言います

山田さんは、遠方から来る訪問者とおしゃべりしたり、彼らの気持ちを考えながらベンチに座ることを大切にしています

「来てくれた人が楽しんで帰るのが一番嬉しい」と語り、琵琶湖の広い景色を見て元気をもらってほしいとのことです

まとめ

このベンチは、ただのベンチではなく、彦根市の地域の人々にとって心温まる交流の場となっています

「景色よし、人よし、世間よし」とは、近江商人の精神を表した言葉

このベンチは、SNSを通じて広がる人々のつながりを生み出し、温かい交流を促進しているのです

ピックアップ解説

「ビワイチ」とは、琵琶湖を自転車で一周するサイクリングコースです。滋賀県内の美しい自然や風景を満喫しながら、健康的に楽しめる活動として多くの人に愛されています。特に気候の良い春や秋に人気で、周囲には観光スポットもたくさんあります。琵琶湖を巡るこのコースは、滋賀県を代表するサイクリングスポットの一つと言えるでしょう。

キーワード解説

  • 彦根市のベンチは、琵琶湖のほとりに位置し、多くの人が訪れる人気のスポットです。昼間の景色や夕日を楽しめ、とても癒しの場所となっています。
  • SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、インターネットを通じて人々が交流するためのサービスを指します。特に情報を共有する場として利用されることが多いです。
  • ヒノキとは、国内で広く使用される木材の一種で、耐水性と防虫性に優れているため、建材や家具、風呂桶などに多く使われます。その独特の香りはリラックス効果をもたらします。

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