皆さん、毎年6月10日は「時の記念日」として特別な日であるのをご存知ですか?この日は、なんと1300年以上前に水を使った時計が初めて設置された日とされています
私たち滋賀県の大津市では、そんな歴史ある日を祝うため、近江神宮で「漏刻祭」と呼ばれるお祭りが行われるんです
この「漏刻」というのは、飛鳥時代の天智天皇が流れる水の量で時間を測る水時計のこと
今の大津市に最初に設置されたとされています
毎年、近江神宮ではこの日が近づくと特別な神事が行われ、時計に関わる約250人が集まります
今年ももちろん、これらの人々は新しい時計を神前に奉納し、業界の発展を祈願しました
特に、新製品も17点登場し、どういうものか気になりますよね!
この神事の一環で、舞楽と呼ばれる伝統的な音楽や舞が奉納され、参加者たちは「時」に感謝しました
参加者の中には、岐阜県から来た70代の時計職人もおり、腕時計をする人が減っていることを心配しています
「機械式時計をもっとみんなが愛してくれたら嬉しい」と、時計を愛する気持ちを語っていました
また、湖南市からわざわざ足を運んだ販売店の60代の男性は「雨の中でも漏刻祭に参加できたのは初めてで、特別な思い出になった」と語っていました
このように、時の記念日はただの歴史ではなく、滋賀の人々の心に深く根ざした文化を感じる日なのです
奉納された時計は今後、近江神宮の境内にある博物館に展示される予定ですので、ぜひ訪れてその魅力を体感してみてください
「漏刻」とは、流れる水の量で時間を測る水時計の一種です。飛鳥時代の天智天皇が大津市にこれを設置したことで、時の計測に革新をもたらしました。現在の時計技術へとつながるその姿は、当時の人々の知恵と努力の賜物です。私たちが今使っている時計も、その歴史を受け継いでいると言えるでしょう。漏刻は、ただの時計ではなく、時間の大切さを教えてくれる存在として、滋賀の文化に深く根付いています。
- 漏刻とは、流れる水の量を利用して時間を測定する古代の時計のことです。日本において、飛鳥時代から使われており、特に滋賀県の大津市がその発祥地とされています。
- 近江神宮とは、滋賀県大津市にある神社で、天智天皇を祀っています。時の記念日関連の行事が行われる場所としても有名です。
- 漏刻祭とは、大津市の近江神宮で毎年行われる祭りで、時の記念日を祝う神事の一つです。参列者が時計の奉納や舞楽を通じて感謝の意を示します。
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