滋賀県の守山市にある滋賀県立総合病院では、小児に特化した新しい病棟の整備が遅れており、地域の方々が心配しています
患者の家族で作る「滋賀県立病院の未来を考える会」は、病院の整備遅延に対する理由を説明し、県民の意見を反映させる説明会を早急に実施するよう要請書を提出しました
病院は、2023年1月に隣接する県立小児保健医療センターと統合し、いわゆる「こども棟」として利用されています
しかし、旧センターの建物は老朽化が進んでおり、整備が急務となっています
工事手法の変更があり、病院の一部とともに新たに小児病棟を設ける計画ですが、利用開始が2026年1月から2027年度中にずれ込み、さらに新しい小児新棟の完成も29年1月から31年度中に遅れるとのことです
この日は、同会のメンバーが県庁を訪れ、三日月大造知事への懇談や説明会の開催を求める要請書を手渡しました
同会の田村誠事務局長は、「県議会で整備が遅れると発表されたことに驚いています
県民にしっかりと説明会を開いてほしい」と切実に訴えました
また、重症心身障害を持つ娘を持つ母親も、子どもが小さい頃から同病院で治療を受けており、「新棟が本当に建つのか心配です
障害のある方の医療は不採算になりがちですが、県が責任を持つべきだと思います」と語りました
心配や不安が募る中、地域の皆様にはぜひ、病院の整備に関して注目していただきたいと思います
「小児病棟」とは、小さなお子さんのための入院施設のことです。通常、小児病棟では小児科専門の医師や看護師がいるため、子ども特有の病気に対応しています。滋賀県立総合病院には、新しい小児病棟の計画がありますが、整備が遅延しているため多くの家族が不安を抱えている状況です。日本では、障害のある子どもを持つ家庭にとって、医療の選択肢が限られがちです。そのため、小児病棟が充実しているかどうかは、特に重要なポイントと言えます。また、医療の整備は、単に建物を新しくするだけでなく、質の高い医療が提供されることが求められます。
- 病院とは、病気や怪我の治療を行う施設のことです。ここでは、医師や看護師が患者を診察し、必要な治療を行います。
- 小児科とは、主に子どもを対象にした診療科のことです。子ども特有の病気や成長に関する問題に専門的に対応しています。
- 医療とは、病気や怪我の診断と治療を行うことを指します。医師、看護師などの専門家が関与し、患者の健康を守るために重要な役割を果たします。
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